バフェット太郎です。

【S&P500種指数:週足】
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S&P500種指数の週足チャートです。投資家の関心は指数が50日移動平均線を突破するのかしないのかに集まっているわけですが、仮に突破したとして、200日移動平均線に到達すれば高値からの下落幅は23%になります。

過去40年間を振り返ると、S&P500種指数の下げ幅が20%を超えたのは7回しかないものの、5~6年に一度のペースで起きていることを考えると、いつ起きてもおかしくない下げ幅と言えます。

【S&P500:1980ー1989】
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81年、米10年債利回りが一時15.84%まで上昇すると、債券と競争関係にある株式は大きく売られました。そもそも債券に投資するだけで15%の利回りが得られるなら、わざわざリスクの高い株式に投資する必要はないからです。

また、87年のブラック・マンデーによりS&P500種指数は約ー35%安と暴落しました。

【S&P500:1990ー1999】
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90年代は90年の湾岸戦争と、98年のロシア危機を発端としたLTCMの破綻が暴落の引き金となりました。とはいえ、S&P500種指数はこの10年間で約4倍も値上がりしていることを考えると、20%程度の暴落で株を手放すべきではないことがわかります。

また、どんな強気相場においても株価は暴落するものなのだから、レバレッジ型ETFなどリスクの高い取引は常に控えた方がよさそうです。

【S&P500:2000ー2009】
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00年代はドットコム・バブルの崩壊と金融危機を受けて株価は大暴落するなど、過去40年を振り返っても最悪の10年でした。しかし、この時代の弱気相場でコツコツ積立投資した投資家が現在になって報われていることを考えると、忍耐強く持ち続けることの大切さがわかります。

【S&P500:2010ー2018】
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直近の8年間を振り返ると、20%を超える下げ幅は11年の米国債ショックだけでした。過去を振り返ると、5~6年に一度のペースで20%を超える暴落があったことを考えると、11年から7年経つ今年、そろそろ20%級の暴落があってもおかしくないと考えることができます。

【S&P500:1980ー2018】
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過去38年間の長期チャートを眺めると、81年の米10年債利回り高騰による弱気相場も、87年のブラック・マンデーも、90年の湾岸戦争も、98年のLTCM破綻も、そして11年の米国債ショックも小さな下落に過ぎないことがわかると思います。

さすがにドットコムバブルや金融危機は歴史的な大暴落だっただけに、小さな下落で片づけることはできませんが、それでも買い持ちしていた投資家が最後は報われていることを考えると、バイ&ホールド戦略の有効性が確認できます。

さて、S&P500種指数は200日移動平均線を目指して暴落するのでしょうか。いや、200日移動平均線を目指して「小さな下落」を見せるのでしょうか。まぁ、どれくらいの下げ幅を見せようとも、あるいは短期的に含み損を抱えようとも、米国株投資家はS&P500種指数や優良株をバイ&ホールドするだけで長期的に見れば報われる可能性が高いです。

グッドラック。

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