バフェット太郎です。

26日のNYダウ株式市場は前日比+669.4ドル(+2.84%)高の2万4202.60ドルと急反発して取引を終えました。上昇率としては2015年8月以来、2年半ぶりの大きさを記録しました。また、大幅に上昇した要因は米中貿易戦争を巡る懸念が後退して、市場心理が明るくなったためです。

米国と中国は貿易戦争回避に向けて交渉が始まっており、中国の対米貿易黒字削減に向けて米国製自動車に対する関税の引き下げ、外資による金融機関への過半の出資認可、米国からの半導体輸入拡大などを要求しています。

こうした中でハイテク株が軒並み上昇し、マイクロソフト(MSFT)+7.57%高、インテル(INTC)+6.32%高、アップル(AAPL)+4.75%高と大きく上昇しました。

果たしてこの日の大幅な反発は調整局面終了の合図となり得るのでしょうか。

【S&P500種指数:日足】
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S&P500種指数の日足チャートです。200日移動平均線から反発しているものの、依然として50日移動平均線を下回っています。

【S&P500種指数:週足】
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S&P500種指数の週足チャートです。上値が切り下がっている一方、下値が切り上がっていることから三角保合いを形成していることが確認できます。これは値幅が徐々に狭まっていき、最終的にどちらか一方に大きく動くことを示唆しています。

別の言い方をすれば、市場のセンチメントは強気と弱気が均衡しており、先行き不透明感が強いというわけです。そこで過去を振り返ってみたいと思います。

【VIX(恐怖)指数:2010ー2018】
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チャートは金融危機後の2010年から現在までのVIX(恐怖)指数です。過去8年間でVIX指数が40を上回った時期が今回を除いて三回ありました。

【ギリシャ危機:2010年】
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2010年、ギリシャ政府が財政赤字についてウソの報告をしていたことが明らかになると、ギリシャ国債の格付けが引き下げられ、ギリシャ国債が大暴落(利回りは大暴騰)しました。

EU解体の危機が囁かれる中で、S&P500種指数は2ヵ月かけて16%ほど急落しました。

【米国債ショック:2011年】
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2011年、米格付け機関のS&P(スタンダード&プアーズ)が米国債の格付けを従来のAAAからAA+に格下げしたことで、株式市場はパニックに陥り、S&P500種指数は2ヵ月かけて20%ほど暴落しました。

【中国発世界同時株安:2015年】
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2015年、中国の株式市場でサーキットブレーカー制度が導入されました。これは株価が急落した時に取引を一時中断し、投資家達をクールダウンさせるための措置なのですが、これが導入されると中国の投資家たちは売れないことに狼狽し、パニックの連鎖に陥りました。

また、株式市場が混乱する中で、中国政府が上場企業の大株主や経営幹部に対して持ち株の売却を半年間禁じる決定を下すと、「禁令後、売りがさらに加速する」との懸念から株価はさらに暴落しました。

S&P500種指数は約2ヵ月かけて12%ほど下げ、底打ちしました。

★★★

過去三回の調整局面を振り返ると株価は2ヵ月ほどで底打ちしていたことから、1月末の2872ポイントを起点として始まったS&P500種指数の調整局面は、20%超えの暴落とはならず、先日の2585ポイント(ー10%安)で底打ちした可能性が高いです。

これからまだまだ下がると考えて株を投げ売りしてしまったクソダサい投資家たちは、しばらく後悔の念に苛まれることになりそうですね。

グッドラック。

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