バフェット太郎です。

先日27日、コングロマリット大手のゼネラル・エレクトリック(GE)が二年ぶりの大幅な上昇を見せました。これは著名投資家ウォーレン・バフェット氏がゼネラル・エレクトリック株に投資するかもしれないとの観測が広がったためです。

ウィリアム・ブレアのアナリスト、ニコラス・ヘイマン氏によれば、「バフェット氏が最近、適切な価格であればGEに関心を持つかもしれないと報道機関に話したことを踏まえると、これは妥当な説だ」とのことで、期待を込めた噂程度に思っておいた方がよさそうです。

【ゼネラル・エレクトリック(GE):日足】
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ゼネラル・エレクトリックの株価は50日移動平均線まで上昇することなく、再び下落に転じています。

【ゼネラル・エレクトリック(GE):1998ー2018】
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ゼネラル・エレクトリックの20年チャートです。

過去を振り返ると、50日移動平均線が200日移動平均線を下回りデッドクロスを形成すると、その後大暴落していることがわかります。02年はー59%安、09年はー85%安で、18年はー59%と02年の下落幅に匹敵する下げ幅を記録しました。

ところで、ゼネラル・エレクトリックの下げは一体いつまで続くのでしょうか。結論から言えばダウ構成銘柄から除外されるまで下がり続けます。

そもそもダウ平均は構成銘柄30社の株価を平均して算出しているため、株価の高い銘柄は株価の低い銘柄より、指数への寄与度が大きくなります。そのため、ボーイング(BA:一株325ドル)はゼネラル・エレクトリック(一株13ドル)の25倍も指数に対する影響力が大きくなるというわけです。

これはダウ・ルールである「最高価格銘柄と最低価格銘柄の比率はおよそ10分の一にとどめる」というルールを完全に破っているため、将来、ゼネラル・エレクトリックがダウ構成銘柄から除外されるのはほぼ確実です。

ただし、いつ除外するのかは誰にもわからず、「処刑の日」は突然訪れます。ゼネラル・エレクトリック(GE)がダウから除外されれば、ダウに連動することを目指してデザインされている「ダウ・インデックスファンド」のようなパッシブファンドは、当然、ポートフォリオからゼネラル・エレクトリック株を手放さなければならないので、大量の売り注文が出ます。

すると株価はさらに値下がりするので、現在の13ドル水準が底値になるということは期待できません。ドイツ銀行のアナリストは、ダウから除外されれば10ドル程度まで下がると予想しています。

しかし、大量の売り注文が出た後はそれ以上売られることはほとんどなく、強い買いに押されて株価が高騰することが予想されます。

【バンク・オブ・アメリカ:BAC】
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13年9月、バンク・オブ・アメリカがダウから除外されることが決定すると、直近の高値からー8.3%下げて、その後わずか半年で+32.7%高と大きく上昇しました。

【ヒューレットパッカード:HPQ】
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バンク・オブ・アメリカ同様、13年9月にダウから除外されたヒューレットパッカードは直近の高値からー9.6%下げて、その後一年で+90.4%高と大暴騰しました。

【AT&T:T】
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通信大手のAT&Tは15年3月にダウから除外されると、ー6%ほど下げて、その後一年で+21.9%高と大きく上昇しました。

このように、ダウから除外されることが決まると、直近の高値から概ね6~10%の範囲で値下がりした後に、強気相場入りすることがわかります。

従って、値下がりし続けるゼネラル・エレクトリック株に投資をしようかどうか検討している投資家は、ダウから除外されて6~10%下げた後に大量に仕込んだ方がよさそうです。一方で、ゼネラル・エレクトリック株をガチホしてるクソダサい投資家は、まだしばらくの間、不愉快な夜を涙で枕を濡らしながら後悔する日が続きそうです。

グッドラック。

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