バフェット太郎です。

29日のNYダウ株式市場は前日比+254.69ドル(+1.07%)高の2万4103.11ドルと反発して取引を終えました。30日金曜日はグッドフライデー(聖金曜日)の休日で、米国株式市場は休場となりますが、この三連休を前に大型ハイテク株を中心に買い戻しが入りました。

FAAMG株はそれぞれフェイスブック(FB)+4.42%高、アマゾン・ドットコム(AMZN)+1.11%高、アップル(AAPL)+0.78%高、マイクロソフト(MSFT)+2.10%高、アルファベット(GOOGL)+3.18%高でした。

この日トランプ大統領はツイッターで、「選挙の随分前からアマゾンに対する懸念を表明してきたが、アマゾンは他社と違って、州や地方自治体に全くと言って良いほど税金を納めず、郵便制度を自分のパシリのように扱うことで米国に巨大な損失を負わせ、さらに数千もの小売店を廃業に追い込んでいる!」と批判しました。

トランプ大統領によるツイートを受けて、アマゾンの株価は続落して取引されていましたが、フェイスブックなどが置かれている状況と比べれば大きなリスクとはならないとの見方が広がり、その後株価は大きく反発しました。

【アマゾン・ドットコム:AMZN】
1
アマゾンの日足チャートです。大きく反発したとはいえ、これまでサポートラインになっていた50日移動平均線を下回っていることを考えると、力強さがなくなっているようにも見えます。

また、この日は米電気自動車(EV)大手のテスラ・モーターズ(TSLA)が全世界で約12万3000台のセダン「モデルS」を自主的にリコールすると発表したことで、株価が時間外取引でー2.5%安の259.50ドルと急落しています。

リコールの主な要因は、冬場に道路の安全確保のために散布されるカルシウム塩やマグネシウム塩によってボルトが腐食し、パワーステアリングが機能しなくなる恐れがあることがわかったためです。

【テスラ・モーターズ:TSLA】
2
SPONSORED LINK
テスラの株価は直近の高値からー28%安と急落しています。

テスラによると、ボルトが原因の事故は起きておらず、けが人も出ていないとのこと。また、交換する部品の費用はサプライヤーが負担するため、テスラのリコール費用は最小限にとどまるとの見通しを示しました。

しかし、こうした悪いニュースが将来の販売台数にも影響するので、投資家らはテスラ株を手放しています。

また、格付け会社ムーディーズによれば、テスラはキャッシュフローの赤字が解消できないことや、量産型「モデル3」の生産に関して問題が続いていることから、テスラの信用格付けを「ネガティブ」に引き下げました。

【テスラ・モーターズのキャッシュフロー推移:2008ー2018】
3
テスラのキャッシュフロー計算書を眺めると、17年12月期にフリーキャッシュフローが約41億ドル流出していることがわかります。これはテスラの現金および現金同等物が34億ドルしかないことを踏まえると、このペースで資金が流出すればテスラは倒産することを意味します。

そのため、近いうちに大規模な増資を実施する必要があるわけですが、増資すれば一株当たりの価値が薄まるので、株価にマイナスの影響を与えます。

さらに悪いことに、これまで市場の牽引役となってきたFAAMG株が次々と50日移動平均線を割り込むなど、かつての勢いが見られなくなりつつあることから、テスラに積極的に投資をしたいと考える投資家たちも少なくなることが予想されます。

【テスラ・モーターズ:2013ー2018】
4
テスラの5年チャートです。わずか5年で20%を超える暴落が9回もありました。また、200日移動平均線で反発していたことから今回も200日移動平均線で反発することが期待されますが、これを割り込むようなら、投資家が狼狽売りに迫られるくらいパニック的な売りがでます。

将来、電気自動車が普及するからとの楽観的な見通しでテスラに投資している投資家も少なくないと思いますが、テスラへの投資は大きなリスクが伴うため、20~50%暴落しても平気でいられる精神的なタフさが必要です。

とはいえ、投資家のリスク許容度は自分が考えているよりもずっと小さいものなので、実際は80~90%暴落しても平気でいられるような、リスクを顧みない向こう見ずな投資家でなければテスラを長期保有することは難しそうです。

グッドラック。

にほんブログ村 株ブログ 米国株へ
大変励みになります。今日も応援のポチお願いします
SPONSORED LINK