バフェット太郎です。

2日のNYダウ株式市場は前日比ー458.92ドル(ー1.90%)安の2万3644.19ドルと急落して取引を終えました。急落した主な要因は貿易摩擦を巡る懸念が高まるなか、ほとんどすべてのセクターで幅広く売りが出たためです。

【S&P500種指数:週足】
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S&P500種指数の週足チャートです。2月から始まる調整局面は50日移動平均線をサポートラインに反発したことから、調整局面を脱したかに思えましたが、再び50日移動平均線を試す展開となっています。この水準を割り込めば、16年2月以来約二年ぶりの200日移動平均線(2207ドル)がターゲットになります。

さて、中国政府は米国によるアルミニウム・鉄鋼輸入関税への対抗措置として、米国産の豚肉やワインなど128品目に最大25%の追加関税を導入すると発表しました。そもそも米国政府による保護貿易は経済活動を縮小させる原因になるため、多くの経営者や経済学者たちは反対の立場をとっています。

しかし、トランプ大統領の最大の目的は経済成長でもイノベーションでも何でもなくて、中間選挙に勝利することにあるので、保護主義的な動きは11月まで続くことが予想されます。

また、この日はアマゾン(AMZN)がー5.21%安と急落したことが相場全体を押し下げました。トランプ大統領によるアマゾン批判が続いているためです。

トランプ大統領はツイッターで、「(採算の取れていない)米国郵便公社がアマゾンのおかげでお金を稼げてると言っているのは愚か者か、それ以下のクズだ」と指摘し、「米国郵便公社は巨額の資金を失っており、この状況は是正されることになる」と投稿しました。また、「税金をしっかり納めている小売業者が、税金逃れをしているアマゾンに破綻に追いやられていて、公平な競争ではない」とアマゾンを批判しました。

【アマゾン・ドットコム(AMZN):日足】
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アマゾンの日足チャートです。50日移動平均線を完全に割り込んだことから、200日移動平均線をターゲットに急落する可能性が高いです。

【アマゾン・ドットコム(AMZN):週足】
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アマゾンの週足チャートです。MACDはデッドクロスを形成するなど「売り」のサインが出ており、二年半ぶりに50日移動平均線まで急落する可能性が高いです。

また、アマゾンだけでなく、フェイスブック(FB)ー2.75%安、ネットフリックス(NFLX)ー5.10%安、アルファベット(GOOGL)ー2.36%安など、FANG株が軒並み急落しています。

【フェイスブック:FB】
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フェイスブックはすでに50日移動平均線を下回っており、売りが続いています。

【アルファベット:GOOGL】
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アルファベットも約一年半ぶりに50日移動平均線を下回りました。

さて、今年に入って、これまでFANG株を避けてきた個人投資家たちが、まるで手のひらを返したかのように積極的にFANG株に投資をし始める光景が見られました。

このように誰もが楽観的になれる局面というのは、相場の終盤にみられる光景であることを考えれば、FANG株ブームはもう終わってしまうのかもしれません。あるいはすでに終わっているのかもしれない。

ブームの怖さは、ブームが終わっているのか、あるいは強気トレンドの中の短期的な調整局面かが誰にもわからないところです。

誰もが「あれはブームだった」と気づくのは、すでに相場が壊滅的な状況になっていて売るに売れない株価水準であることから、近頃人気化していたハイテクセクターに集中投資している投資家は悲惨な結末を迎えるかもしれませんよ。

グッドラック。

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