バフェット太郎です。

NYダウにおよそ八年半ぶりの売りシグナルが出ています。

15日のNYダウ株式市場は、前日比-390.97ドル(-2.39%)安の1万5988.08ドルと1万6000ドルの大台を割り込んで取引を終えました。原油価格が12年ぶりの安値に沈んだことや、前日の引け後に決算発表したインテル(INTC)などの影響が大きかったです。

INTCの第4四半期決算は予想を上回ったものの、収益性の高いデータセンター事業の売上高の伸びが+4%にとどまり、前期の+8%から鈍化したことなどが嫌気され、前日比-9.10%と大きく値を下げました。また、ウォルトディズニー(DIS)が-5.26%、デュポン(DD)が-5.77%が下げたことで指数全体を押し下げました。

原油価格は前日比-1.78ドル(-5.71%)安の29.42ドルと、12年ぶりに30ドルの大台を割り込みました。下落した要因は、中国経済の景気減速懸念や原油需要の低迷が長期化するとの見方が浮上したことによるものです。これを受けてエクソンモービル(XOM)は-1.95%、シェブロン(CVX)は-2.11%、コノコフィリップス(COP)は-4.58%と、財務体質の悪いエネルギー株ほど値を下げました。

さて、NYダウの長期チャートを眺めると、MACDがデッドクロスをつくり、八年半ぶりの売りシグナルを出していることがわかります。これは過去20年で三度目のことで、一度目はITバブル崩壊の直前、二度目は金融危機の直前でした。そして今回三度目の売りシグナルが出ています。

まだ大きな危機らしい事件は起きていませんが、中国経済の崩壊か、あるいは独立系石油探査会社の破綻か、新興国の石油会社のデフォルトか、産油国を含めた新興国の破綻連鎖か。はたまたそれ以外の何かか。いずれにせよ危機となる要因はいくつもあり不確実性が高まるばかりです。

サポートラインはリーマンショック前につけた高値1万3930ドルです。

こうした局面で長期投資家は大暴落が来るのを虎視眈々と待つべきか、あるいはタイミングを無視してコツコツと積立投資をしていくのか悩むところです。一般的に暴落のタイミングを狙って安値で買うタイミング投資は、長期的にみてそれほどパフォーマンスに影響を与えないといわれているので、ぼくはコツコツと投資していこうと思います。

ぼくがこれからコツコツ投資する銘柄は、すでに保有している銘柄が中心になります。ぼくの保有銘柄はすべてバリュー株で、ディフェンシブ銘柄が中心なので、下落相場では他の銘柄よりも値下がり率が低く、安心して買い増しできるものばかりです。反対に「FANG」などのグロース株に投資するつもりはありません。

「FANG」とはフェイスブック(FB)、アマゾン(AMZN)、ネットフリックス(NFLX)、アルファベット(GOOG)の四銘柄の頭文字をとったもので、昨年はこれらの銘柄に投資していれば市場平均をアウトパフォームできましたが、これからの弱気相場ではそうはいかないと思います。

とくに大型グロース株と大型バリュー株投資では、ひとつのスタイルが勝ち続けると数年間継続する傾向にあります。過去数年間、大型グロース株が大型バリュー株をアウトパフォームしていたので、これからくるであろう弱気相場では、反対に大型バリュー株が大型グロース株をアウトパフォームすると思います。つまり「FANG」なんて持ってたらダメだということです。