バフェット太郎です。

類似するチャートは未来を暗示しているのだろうか。

【1922ー1929】
3
【1980ー1987】
4
上の二枚のチャートは、「1922ー1929」と「1980ー1987」のダウ平均です。

1987年10月、ウォールストリート・ジャーナルは類似するチャートパターンはその後の未来を暗示しているとして、この二枚のチャートを掲載しました。そして多くのアナリストたちは顧客たちに、史上最高値を更新して大暴騰している米国株式市場はバブルだとして、株をすべて手放すようにと警告しました。

【1929ー1932】
5
なぜ、アナリストらが大暴落が待ち受けていると指摘したかと言うと、1929年の世界恐慌は株価が高値の380ドルから41ドルと約90%も大暴落したからです。そのため、1987年のブラック・マンデー後の株式市場も同様に90%近い大暴落に見舞われると考えられたためです。

【1980ー1990】
6
しかし、アナリストらが指摘していた暴落が実際に訪れることはなく、その後もダウ平均は過去最高値をズンズンと更新していきました。

なぜ、世界恐慌同様の大暴落が訪れなかったと言えば、80年代は30年代と違い、FRB(米連邦準備理事会)が一時的に潤沢なマネーを経済に供給し、金融システムが適切に機能することを確実にするために、すべての銀行預金を保護すると公約したからです。

そのため、30年代のように銀行の取り付け騒ぎが起きなかったし、マネーサプライ(通貨供給量)が縮小して流動性の危機を免れ、さらにデフレも起きませんでした。

このように、類似するチャートパターンは必ずしも未来を暗示しているわけではないことがわかります。とはいえ、87年のブラック・マンデーのような大暴落を回避することはできないことを考えれば、投資家に残された道は、一時的な暴落に慣れて、優良株をバイ&ホールドし、配当を再投資することしかなさそうです。

グッドラック。

にほんブログ村 株ブログ 米国株へ
大変励みになります。今日も応援のポチお願いします

SPONSORED LINK