バフェット太郎です。

バフェット太郎は株式投資において、素晴らしい投資パフォーマンスを目指すより、損失を回避することの方がずっと大切だと考えており、その結果として、保有銘柄は地味で退屈な銘柄ばかりとなっています。

ここでいう「損失を回避」とは、何も損切りを徹底をするということではなくて、大きな過ちを犯さず、落とし穴を回避するという意味です。

たとえば、ウォーレン・バフェット氏をはじめとした著名投資家が投資しているからとか、週刊投資情報誌「バロンズ」が紹介していたからという理由だけで、よく知りもしない銘柄に投資すると、株価が予想以上に下振れした場合に「長期保有する」という信念を失いやすいです。

そのため、どんなに魅力的に映る銘柄でも自分のよく知らない銘柄だったり、自信の持てない銘柄に投資すべきではありません。また、リスク許容度は自分が思っているほど大きくはないため、リスクの高い(変動の激しい)銘柄には予め投資しない方が賢明です。
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自分のよく知っている銘柄や自信の持てる銘柄、そしてリスクの低い退屈な銘柄であれば、強気相場でこそ指数をアンダーパフォームするかもしれませんが、そこからさらにパフォーマンスが落ち込むなんてことも少ないので、狼狽売りをしてしまうなんて大失敗を犯すことも少なくなります。

このように、損失を回避する(大きな間違いを犯さないため)には、その原因となる落とし穴がどこにあるのかを知らなければならないわけで、その落とし穴のひとつに「安易な投影」があることを紹介しておこうと思います。

「安易な投影」とは、投資家は最近のトレンドがこれからもずっと続くだろうと考える傾向があるということです。

例えば、2014年頃までエネルギーセクターとバイオセクターの強気相場はこれからもずっと続くだろうと考えられていましたが、過去のトレンドがいつまでも続くことはく、結果的にどちらも相場が崩壊してしまいました。

しかし、当時は株価が下落したら押し目買いのチャンスだなんて本気で言われていたのです。まぁ、実際に株価の暴落局面で買い増しができた投資家はほとんどいませんでしたが。

さて、現在はFAGA株をはじめとした大型ハイテク株や半導体銘柄が人気化しています。これは、これまでハイテクセクターに投資しているだけで市場平均をアウトパフォームできたためで、多くの投資家はこの先もこの傾向がずっと続くと考えています。

しかし、エネルギーセクターやバイオセクターを思い出せば、永遠に続く強気相場などなく、いずれ大きな暴落とともに投資家を失望させるだけであることは言うまでもありません。

グッドラック。

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