バフェット太郎です。

投資家の中には飲み会の席で「投資をやってる」なんて口を滑らせて場を凍らせた経験を持つ人も少なくないはず。

これは多くの人にとってお金を稼ぐということが「労働の対価」であり、投資で(労働することなく)お金を稼ぐことは「ズルい行為」に他ならないためです。

別の言い方をすれば、「投資をやってる」ていうことは「ズルい性格をしてる」と自己紹介することに他ならず、周囲は「そ、そうなんだ…へー…難しくてわかんない(ズルいことはわかんない)」ってドン引きしながら気を遣うわけです。

これはモノゴトの本質的な価値を見つけられる人と見つけられない人との差とも言えます。

★★★

ある床屋の店主がシャンプー台が故障してしまったので修理業者を呼びました。

駆けつけた業者はシャンプー台を一通り点検すると、工具を取り出して緩んでいたネジを締めなおしました。するとシャンプー台は元通り使えるようになり、店主に100ドルの請求書を手渡しました。

「100ドルだって?ネジを締めただけなのに!」と、店主は声を荒げた。

そこで業者は請求書に明細を付けることにしました。

ーネジを締めた分が1ドル。どこのネジを締めるべきか知っている分が99ドルー

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このような冗談は、何に価値があるのかを教えるときに多くの場面で使われます。

たとえば「ブロガー」は好きなことを書いてるだけでお金を稼いでいると勘違いされますが、記事に価値がなければ誰も読んでくれないので、読者が「読みたい!」と思ってもらえる質の高い記事を発信し続けなければなりません。

また、いくら質の高い記事を発信し続けたからといって、それを読んで欲しい人たちに自動的に届くなんてことはないので、どのように届けるのかもブロガーは考えなければなりません。だから「質の高い記事を書き続けていれば、きっと誰かが気づいてくれるはず」っていうのは、「(読み手に届ける)努力をしなくても成功できるはず」って言ってることと同じなんです。

読者の中には「どうしてあいつのブログは大したこと書いてないのにあの人のブログより読まれてるんだ?読者はバカばっかりなのか?」って思ってる人もいると思いますけど、書き手が「届け方の価値」を過小評価して読み手に届ける努力を怠れば、どれだけ質の高い記事を書いても誰からも読んでもらえないんです。

従って、ある程度の読者を抱えているブロガーというのは、一見すると好きなことを書いてるだけでお金を稼いでいるように見えますが、実際は「質の高い記事を、工夫して読み手に届け続る」ことを愚直に繰り返しているんです。

投資に関しても同じことが言えます。非投資家のなかには「株をやってる奴らは楽してお金を稼ごうとしているズルい奴らだ」と考えている人も少なくありませんが、実際投資で儲けようと思ってもそんなに簡単に儲けられるわけではありません。

たしかに株を買うだけならクリックひとつで買うことをできてしまうので、投資で成功する条件が「優良企業の株を買い、配当を再投資して長期で保有し続けること」であるならば、誰もが簡単にお金持ちになれそうです。

しかし、これは前述のジョークで言うところの「ネジを締めた分」にすぎません。

投資で成功するためには、実際にそれを実行できるだけの強い信念と行動力、そして学び続ける継続力が必要になるわけで、これが「どこのネジを締めるべきか知っている分」にあたるんです。

そのため、投資であれ何であれ一見簡単そうに見えることも、どこに本質的な価値があるのかを知ることで世の中の見方が変わり、そこから得られる対価は想像よりもはるかに大きいです。

グッドラック。

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