バフェット太郎です。

週刊投資情報誌『バロンズ』によれば、アマゾン・ドットコム(AMZN)やエヌビディア(NVDA)など大手ハイテク株が躍進する中で、典型的なバリュー株投資家は忍耐力が試されているとのこと。

過去を振り返れば、忍耐力を試される局面は度々訪れていて、たとえば80年代の強気相場や90年代のドットコムバブルなどでも見られました。

【1988年9月~91年12月】
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80年代後半、日本の株式市場がバブルに沸くなか、米国の株式市場はグロース株のパフォーマンスが97%とバリュー株の47%を大きく上回りました。ちなみに「トータルリターン」とは配当再投資を含めた利回りという意味です。

【1993年10月~2000年2月】
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90年代のドットコムバブルでは、グロース株のパフォーマンスが323%とバリュー株の136%を大きく上回りました。この時、ハイテク株に一切投資しなかった著名投資家でバリュー株投資家のウォーレン・バフェット氏は「時代遅れの投資家」と周囲から笑われていました。



【2006年8月~18年4月末】
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金融危機前の06年8月から18年4月末までの強気相場では、グロース株のパフォーマンスが233%とバリュー株の118%を大きく上回りました。この間、フェイスブックやアマゾン・ドットコムなど主要ハイテク株を中心に軒並み上昇しており、ポートフォリオに主要ハイテク株が組み入れられているかどうかでパフォーマンスの優劣が決まりました。

【1979年1月~2006年7月】
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過去、短期的にグロース株が大きく上昇したため、バリュー株投資のような地味で退屈な投資はシニア投資家こそすべきで、若年投資家は値上がり益の見込めるグロース株に積極的に投資すべきだとの意見が目立ちます。

しかし、本当にそうでしょうか。79年から06年までの27年間においてバリュー株のトータルリターンが1646%とグロース株の1248%を大きく上回っていたことを考えると、バリュー株投資がシニア投資家のための投資戦略で、若年投資家はグロース株投資にすべきとの意見は間違っていることがわかります。

つまり、時間を味方にできる若年投資家ほどバリュー株が投資戦略として有効というわけです。これは別に時間を味方にできないシニア投資家はグロース株が有効というわけではありません。

長期的に見ればバリュー株投資がグロース株投資よりも有効な投資戦略になり得るという意味です。

では、なぜ値上がり益の期待できないバリュー株投資が値上がり益の期待できるグロース株投資よりも長期的にみて有効な投資戦略になり得るのでしょうか。

これは配当再投資を含めたトータルリターンを考えた時、バリュー株投資は割安な株をより多く買い増すことができるのに対して、グロース株は割高な株をより多く買い増す羽目になってしまうからです。

しかし、多くの個人投資家はソッコーでお金持ちになりたいと考えているので、短期的な値上がり益が期待できるグロース株に熱狂し、割高な株をより多く買い増していることに気づいていません。

つまり、彼らは「過去のリターンは将来のリターンを保証するわけではない」と考え、ソッコーでお金持ちになりたいという強烈な欲望を隠すことなく、同じ失敗を何度も何度も世代を超えて繰り返すというクソダサい投資を平気でやり続けるわけです。

グッドラック。

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