バフェット太郎です。

2015年12月末~18年4月末までのバフェット太郎10種とS&P500ETF(IVV)のトータルリターンは以下の通りでした。

【バフェット太郎10種とS&P500(IVV)のトータルリターン:2015年12月末~18年4月末】
1
バフェット太郎10種:+21.70%(税引後+19.00%)
S&P500ETF(IVV):+35.75%

S&P500ETF(IVV)のトータルリターンが+35.75%だったのに対して、バフェット太郎10種は+21.70%と市場平均を14.05ポイント下回りました。

【4月の騰落率】
6
4月の騰落率はS&P500種指数が+0.3%だったのに対して、バフェット太郎10種はー3.0%と市場平均を大幅に下回りました。これはフィリップ・モリス・インターナショナル(PM)とアルトリア・グループ(MO)、そしてプロクター&ギャンブル(PG)の株価が暴落したことで、バフェット太郎10種全体を押し下げたためです。
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【税引後の累積収益額】
7
税引後の累積収益額は4万9831ドル(約550万円)と、前月の6万1469ドルから約2割減少しています。

★★★

さて、バフェット太郎10種がS&P500種指数を大幅にアンダーパフォームしていることから「市場平均に劣後乙wwアマゾン未保有乙乙www」みたいな感じで日夜アマゾンレビューでぶっ叩かれているわけですが、お母さんぼくは元気です。

バフェット太郎が保有している銘柄はどれも超大型の老舗優良株で、安定した配当が期待できる一方、値上がり益の見込めない地味で退屈な銘柄ばかりです。そのため、強気相場では成長株が多く含まれているS&P500種指数に劣後しやすいので、バフェット太郎は市場平均に劣後しているからと言って特に悲観的になっていません。

バフェット太郎の投資戦略は高配当株に投資して配当を再投資するというものですが、この投資戦略で最も重要な時期は株価が下がっている下落相場です。

下落相場で株価が下落すれば配当利回りが上昇します。配当利回りが上昇すれば再投資した分の配当利回りが上昇するので、リターンもいずれ上昇します。これが配当再投資戦略で下落相場が最も重要である理由です。

実際、株価が下落した1929年の大恐慌の時、配当利回りの上昇がパフォーマンスの最大化に大きな影響を与えたことが『株式投資の未来』で検証されています。

本書によれば、1929年から1954年の25年間にかけて大恐慌や不況が一度も訪れることなく、そして株価が暴落せず、さらに配当も大幅に減少することのない、投資家にとって心地の良い相場が続いたと仮定した場合のS&P500種指数は年平均利回り4.1%程度しかありませんでした。

しかし、大恐慌が訪れて株価が大暴落した現実世界で愚直に配当再投資した場合、年平均利回りは6.1%にもなりました。ちなみにこの期間の債券の年平均利回りは3.8%でした。

このように、株価が暴落することで配当利回りが上昇し、上昇した配当利回りで再投資することで長期的なパフォーマンスを最大化することができるというわけです。

とはいえ、配当再投資の効果が表れるまで長い時間がかかることから、投資家は永続的に安定したキャッシュフローが期待できる銘柄を選ぶこと、そして愚直に配当再投資する覚悟が必要です。

グッドラック。

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