バフェット太郎です。

個人投資家の中にはバフェット銘柄に投資したり、著名ファンド・マネジャーのポートフォリオをそっくりそのまま真似して運用しようとする人がいますが、あまりオススメしません。なぜなら金融危機以降の強気相場で、著名ファンド・マネジャーたちの運用成績は必ずしも立派な成績とは言えなかったからです。

【S&P500種指数VSグル・インデックスETF】
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チャートはS&P500種指数とグル・インデックスETF(GURU)の推移です。グル・インデックスETFとは、複数の優良ヘッジファンド60社を対象にヘッジファンド・マネジャーに人気のある銘柄を組み入れたETFです。

このETFは2012年に設定されて以降、順調に市場平均をアウトパフォームしていましたが、原油価格が暴落し始めると途端にファンドマネジャーたちの運用成績は悪化し、15年にはマイナスに転じてしまいました。

当時、原油価格の上昇に賭けていたデイビット・アインホーン氏が大損し、その後カナダのバイオ株上昇に賭けていたウィリアム・アックマン氏も大損。さらに米国株の暴落に賭けていたジョージ・ソロス氏まで空売りで失敗しました。

結果、過去5年間の運用成績はS&P500種指数が+58.02%に対して、グル・インデックスETFは+39.45%と市場平均を大幅にアンダーパフォームしました。

なぜ、平均より賢い人たちが運用するヘッジファンドの運用成績は市場平均より悪くなるのでしょうか。それはヘッジファンド・マネジャーたちは投資家から常に市場平均を上回るパフォーマンスが求められているからです。

市場平均を上回るパフォーマンスを求められるということは、平均を上回る勢いのある銘柄やセクターに集中投資しなければなりません。たとえばそれは今なら「FAGA」など大手ハイテク株だったり、将来有望の半導体セクターなどです。

しかし、バイオ株ブームやエネルギー株ブームが終わったように、永遠に続くブームなどないことを考えれば、ハイテク株ブームもいずれ終焉して悲惨な結果を招くことは容易に想像できます。

従って、著名ファンド・マネジャーをマネしたポートフォリオをデザインして運用しても、長期的に見ればそれほど良い結果にはならないことが容易に想像できます。

個人投資家はプロのファンドマネジャーのように短期的な運用成績が求められているわけではありませんから、わざわざブームに乗る必要もありません。そのため、自分で調べて納得のいく銘柄に投資すればいいし、もし、それだけではポートフォリオが構築できないのなら、余った分をS&P500インデックスファンドで埋めてしまってもいいと思いますよ。

グッドラック。

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