バフェット太郎です。

10日のNYダウ株式市場は前日比+196.99ドル(+0.80%)高の2万4739.53ドルと続伸して取引を終えました。上昇した主な要因は、悪い経済指標を背景に「利上げのペースが鈍化するのでは」との期待感が高まったためです。

労働省が発表した4月の米CPI(消費者物価指数)は前月比予想0.3%の上昇に対して、結果0.2%の上昇と予想を下回りました。

投資家らはこれをインフレが抑制されており、FRB(米連邦準備理事会)による利上げペースは加速しないだろうと考えたことで、米国株式市場は「買い」が優勢となりました。

【ダウ平均:日足】
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S&P500種指数の日足チャートです。これまで三角保合いを形成していたことから、どちらか一方に大きく振れることが予想されていましたが、レジスタンス(上値抵抗線)を突破したことで2月から始まる調整局面を脱したと言えそうです。

さて、09年7月から始まった米国の景気拡大期は今月で8年11カ月となり、米国史上二番目の長さを記録しています。ちなみに、戦後最長の景気拡大期は91年から01年までの丸10年間で、三番目は61年から69年までの8年10カ月でした。
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「今回の景気拡大期はいつまで続くのか」ですが、リセッション(景気後退)入りを正確に予測することは困難です。実際、金融危機後の9年間で、11年と16年にそれぞれリセッション入りの確率が高まりましたが、結局短期的な調整局面に終わりました。

現在、エコノミストの6割が2020年にリセッション入りすると予想し、2割が21年のリセッションを予想するなど全体の8割が20年と21年のリセッションを予想しています。

また、リセッションの主な要因としては、6割が景気過熱によるFRBの金融引き締めを原因として挙げていて、その他の要因としては、金融危機、資産バブル崩壊、財政危機、国際貿易の混乱などを挙げています。

しかし、これらの予想も全部外れてしまうかもしれませんし、どれかが当たるかもしれません。結局、予想をもとに投資することは極めて困難なので、景気の波に乗る投資は控えた方が良さそうです。

では、何に投資すべきかですが、バフェット太郎は景気の波に業績を左右されない安定したキャッシュフローが見込める企業へ投資しています。これについては拙著『バカでも稼げる 「米国株」高配当投資』でも書いていて、安定したキャッシュフローと配当が見込める企業一覧として「黄金銘柄30種」を紹介しているので是非参考にしてみてください。

また、個別銘柄ではポートフォリオを作ることが難しいのであれば、S&P500種指数に連動するインデックスファンドやETFを組み合わせてもいいと思いますよ。

グッドラック。

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