バフェット太郎です。

投資会社バークシャー・ハザウェイ(BRK.B)を率いる著名投資家ウォーレン・バフェット氏は、長年「シケモク株」といわれる割安銘柄を買い、値上がりしたら売るというバリュー株投資を実践していました。

60年代、まだ繊維会社だったバークシャー・ハザウェイの経営権を獲得したのも、バリュー株投資の一環だったわけです。

しかし、80年代にバークシャー・ハザウェイの繊維部門の立て直しが不可能と判断すると、400人の工員を解雇し、機械設備を約16万ドルで売却せざるを得なくなりました。

この時、バフェット氏は教訓として「まずまずの企業を素晴らしい価格で買うよりも、素晴らしい企業をまずまずの価格で買う方がはるかに良い」ということを学んだそうです。

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では、「素晴らしい企業」の条件とは一体何でしょうか。

一言で表せば、「その事業によって持続的に価値を高めていける企業」ということになります。

素晴らしい企業は昨日よりも今日、今日よりも明日の方が価値が高いので、時間の経過とともに企業の価値は順調に上がっていきます。ちなみにここでいう「価値」とは「時価総額」とか「株価」のことではありません。

例えば、日用品世界最大手のプロクター&ギャンブル(PG)の場合を見てみます。

【プロクター&ギャンブル(PG):キャッシュフロー計算書】
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プロクター&ギャンブルのキャッシュフロー計算書を眺めると、本業の儲けを表す営業キャッシュフローが安定して黒字を確保していることが確認できます。また、儲けるために必要な投資キャッシュフローもほとんど必要としていないことから潤沢なフリーキャッシュフローを創出しています。

株価は、EPS(一株当たりの利益)×PER(株価収益率)。あるいはBPS(一株当たりの純資産)×PBR(純資産倍率)で求めるため、EPSとBPSが右肩上がりで拡大していると株価も上昇しやすいです。

【プロクター&ギャンブルのEPSとBPS】
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しかし、プロクター&ギャンブルのEPSとBPSはほとんど横ばいであることから株価の値上がり益は見込めません。

通常、潤沢なフリーキャッシュフローはBPSを押し上げる要因となるはずですが、それがほとんど見られていないわけです。これはなぜかというと、配当や自社株買いなどで積極的に株主に還元しているためです。

つまり、投資家がプロクター&ギャンブルに投資する場合、配当を再投資することで資産を最大化することができます。

また、プロクター&ギャンブルのような「素晴らしい企業」の場合、売るタイミングを心配する必要がほとんどありません。普通、バリュー株投資は「割安な株を買い、割高になったら売る」なんてことをしなければなりませんが、素晴らしい企業への投資は配当を再投資するだけで資産を最大化することができるからです。

もちろん、株価は変動するので、短期的に見れば評価額も変動するものの、時間の経過とともにやがて報われるようになります。そのため、プロクター&ギャンブルのような「素晴らしい企業」への投資に必要なことは忍耐力ということになります。

グッドラック。

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