バフェット太郎です。

14日のNYダウ株式市場は前日比+68.24ドル(+0.27%)高の2万4899.41ドルと上昇して取引を終えました。上昇した主な要因は米中貿易摩擦を巡る懸念が和らいだためです。

先月、米商務省は米国企業に対して、中国通信機器大手で米国スマホ販売4位のZTE社への製品輸出を7年間禁じる措置を発表しました。これはZTE社が米国の制裁対象であるイランなどに違法で通信機器を輸出するなど、米国政府を何度も欺いてきたからです。

結果、米国企業から部品供給を頼っていたZTE社は事業停止に追い込まれ、さらにZTE社のスマホの基本ソフト(OS)が米国で更新できなくなるなど、多くのユーザーに悪影響が出ました。

こうしたことを背景に、米中貿易摩擦が激しくなるのではとの懸念がマーケットに広がっていましたが、昨日、中国が米国の農産品に対する関税を廃止する見返りとして、ZTE社に科した制裁措置を和らげることを求めたことで、貿易摩擦への懸念が和らぎました。

トランプ大統領はZTE社の事業停止を巡って、「中国で余りにも多くの雇用が失われた」とし、早期の事業再開を支援すると制裁緩和を示唆し、ホワイトハウス報道官はトランプ大統領がロス商務長官にZTEに対して科した制裁措置について検証するよう要請したことを明らかにしました。

さらにロス商務長官もZTEへの対応策に代替措置があるかどうか検討するとの姿勢を示したことで株式市場に安心感が広がりました。

【アカシア・コミュニケーションズ:ACIA】
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ZTE社への制裁措置が緩和されるとの見方が広がると、ZTE社に対して独占的に部品を供給する光学部品メーカーのアカシア・コミュニケーションズ(ACIA)は前日比+8.73%高と急騰しましした。アカシアは直近の高値からわずか一カ月で45%安とボコボコに売られていました。

一方で地政学的リスクが和らいだことで防衛関連株が軒並み下落しました。

ロッキード・マーチン(LMT)はー1.53%安、レイセオン(RTN)ー2.17%安、ノースロップ・グラマン(NOC)-2.02%安でした。

【ロッキード・マーチン(LMT):2012ー2018】
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ロッキード・マーチン株の2012年以降の推移です。チャートを眺めると常に50日移動平均線で反発していることがわかります。

そのため、米中貿易摩擦を巡る懸念が緩和されたことで短期的には下げる局面があったものの、中・長期的には地政学的リスクが完全に排除されたわけではないことから、今回も50日移動平均線に反発して上昇トレンドを維持する公算が大きいです。

グッドラック。

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