バフェット太郎です。

過去を振り返ると、リセッション(景気後退)の直前にはいつも原油価格の急騰が見られていたことから、米国は近い将来リセッション入りするかもしれません。

【1998ー1992末】
1
80年代後半、「ブラック・マンデー」が株式市場を襲い、株式市場は一日で20%超暴落しました。その後、不動産バブルを追い風に株高が続いたものの、91年に湾岸戦争が勃発すると原油価格は急騰。米国経済はリセッション入りしました。

【1999ー2004末】
3
01年のリセッション直前である99年から00年末にかけて、原油価格はわずか二年で3倍に急騰しました。これは97年のアジア通貨危機から立ち直りつつあるアジア諸国の需要の伸びが見られたことに加えて、約10年にも及ぶ米国景気の拡大が需要を押し上げたためです。

また、供給サイドでは、90年代前半の原油価格低迷を受けて、石油会社が上流部門への投資を縮小したことで生産量が鈍化したことなども、原油価格を押し上げた要因になりました。

その後、00年にドットコムバブルの崩壊、01年には9.11世界同時多発テロと不幸が続き、米国経済はリセッションしました。

【2006ー2010末】
2
08年の金融危機直前も原油価格が急騰していました。当時、「BRICs(ブラジル、ロシア、インド、中国)」の四か国を筆頭に、新興国経済が大きく拡大し、原油需要が大幅に伸びたことで原油価格が急騰しました。

しかし、その後米国の不動産バブルは崩壊し、金融機関が相次いで破綻したことで株価の軒並み急落すると原油価格も大暴落しました。

1973年、1980年のリセッション直前にも原油価格が高騰していたことを考えると、原油価格の急騰はリセッションの兆候と言えます。

【2016ー2018】
4
2016年から18年現在にかけての原油先物価格を振り返ると、26ドルを底値に約3倍と急騰しています。

原油価格上昇の背景にはOPECによる減産だけでなく、産油国ベネズエラの経済危機、そしてイランに対する経済制裁などがあるわけですが、今後、さらに原油価格が上昇すれば、エネルギー株にとって追い風になる一方、物価と金利が上昇する中で実質賃金が伸び悩み、消費者の買い控えが起きかねません。

投資家は原油価格の急騰による米国経済への影響を注視しておいた方が良さそうです。

グッドラック。

にほんブログ村 株ブログ 米国株へ
大変励みになります。今日も応援のポチお願いします