バフェット太郎です。

株式市場を取り巻くセンチメント(市場心理)は振り子の様なもので、一端に向かうエネルギーが永遠に続くなんてことはなく、端から端へと振り子は揺れ動き、中心点にいられるのはほんの一瞬です。

個人投資家の中にはポートフォリオがハイテク銘柄ばかりになっている人も少なくないと思いますが、短期的なキャピタルゲイン(値上がり益)を追求した投資戦略と考えるなら合理的です。

しかし、振り子の一端に向かうエネルギーが永遠に続くことはないと考えると、保有銘柄はタイミングを見計らって入れ替えなくてはならないんですけれども、クソダサい投資家ほど直近の数年間で見られたトレンドを永遠に続くと錯覚し、ハイテク銘柄ばかりを永久保有しようとします。

【世界の時価総額に占める割合】
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(出典:ウォールストリートジャーナル

現在、世界の時価総額に占めるハイテクセクターの割合は12.1%、エネルギーセクターは5.0%ですが、歴史を振り返れば、1980年にエネルギーセクターが世界の時価総額の22.6%を占め、ハイテクセクターはわずか6.5%程度だった時期もありました。

当時、米10年債利回りが大暴騰(価格は大暴落)して15%を超えて推移しており、インフレ懸念から、金先物も1オンス800ドルと大暴騰していました。

その後、ドットコムバブルによって、ハイテクセクターは23.7%、エネルギーセクターは5.2%と逆転するも、ドットコムバブル崩壊と新興国の原油需要の高まりを受けて、2008年にエネルギーセクターの割合は13.2%まで回復しました。

このように、投資家のセンチメントは振り子のように揺れ動くことを考えれば、ハイテクセクターの強気相場が永遠に続くことがないことがわかると思います。

そもそもなぜ、投資家は特定のセクターに熱狂しては冷めてを度々繰り返すのでしょうか。

たとえば現在のハイテク株ブームの背景には、00年のドットコムバブル崩壊を受けて、多くのハイテク企業が淘汰されたことが挙げられます。競争が緩くなれば生き残った企業は利益を上げやすく、業績の成長に伴って株価も上昇します。

しかし、再び競争が激しくなれば利益を上げることが難しくなり、業績が期待ほど伸びなくなれば株価も再び低迷してしまいます。

これと同じようなことはエネルギーセクターでも見られます。

00年代以降、エネルギー企業は世界の原油需要の伸びを背景に、原油生産に積極的でした。しかし、競争が激しくなると次第に供給が需要を上回るようになり原油価格が暴落。エネルギー企業の業績はボコボコにへこみました。

原油価格が低迷したことで産油国ベネズエラ経済は崩壊し、世界の原油供給量は減少。さらにOPECと非OPECは財政を黒字化するために生産量を抑えていることで競争は緩くなり、エネルギー企業は次第に利益を上げられる体制が整いつつあります。

このように、競争と淘汰が繰り返されることで、特定のセクターは熱狂と落胆を繰り返すわけです。

従って、ハイテクセクターに集中投資している投資家は、いずれ振り子が反対に動くことに注意しなければなりません。また、エネルギーセクターに悲観的になりすぎているのなら、そろそろ強気になっても大丈夫です。

グッドラック。

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