バフェット太郎です。

23日のNYダウ株式市場は前日比+52.40ドル(+0.21%)高の2万4886.81ドルと上昇して取引を終えました。上昇した主な要因は、FOMC(連邦公開市場委員会)議事要旨で、利上げペースの加速が示唆されなかったためです。

この日公表されたFOMC議事要旨によれば、FOMCメンバーは6月に0.25ポイントの利上げに踏み切る可能性が高いことが示唆されました。

一方で利上げペースを過度に加速させれば、米短期金利を米長期金利より押し上げ、逆イールドカーブを生じさせてしまうかもしれません。歴史を振り返れば、逆イールドカーブが発生すると、その後1年程度でリセッション(景気後退)に陥ることで知られているので、FOMCメンバーもそれは回避したいと考えています。

【イールドカーブ:2011年】
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そもそもイールドカーブとは「利回り曲線」のことで、通常、短期金利ほど利回りが低く、長期金利ほど利回りは高くなるものなので、右上がりの曲線になります。(左のチャートがそれです。)そのため、通常のイールドカーブは2011年のような右上がりになります。(※当時、ギリシャ危機でS&P500種指数は急落したものの、すぐに値を戻しました。)

【逆イールドカーブ:2000年】
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反対に、ドットコムバブル崩壊直前の00年のイールドカーブは、右下がりの逆イールドカーブを形成していました。これはFRBが景気過熱を懸念して政策金利を引き上げたことで短期金利が上昇した一方、投資家らは景気見通しを懸念して長期債に投資資金をシフトしたことで利回りが下落(価格は上昇)したためです。

【逆イールドカーブ:2007年】
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07年のイールドカーブも00年のドットコムバブル崩壊直前同様、右下がりの逆イールドカーブを形成し、その後株価は暴落、リセッション入りしました。

【イールドカーブ:2018年現在】
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チャートは18年現在のイールドカーブです。フラット化しつつも依然として右上がりになっていることから、景気後退はまだ先だということがわかります。

しかし、FRBは段階的で緩やかな利上げを示唆しているため、長期金利が短期金利に連動して上昇(価格は下落)しなければ、いずれ逆イールドカーブを形成し、リセッション入りとなる可能性が高くなります。

そのため、今回のFOMC議事要旨で、インフレ率が目標とする2%に達した後も、短期金利の押し上げ要因となる政策金利の引き上げペースを必ずしも加速させるわけではないことが示唆されたことで、投資家たちに安心感が広がったわけです。

とはいえ、長期的に見れば政策金利を段階的に緩やかに引き上げていくというシナリオに変更はないので、投資家たちは長期金利が上昇(価格は下落)しているかどうかに注意を払わなければなりません。

グッドラック。

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