バフェット太郎です。

原油先物価格が一時65ドル台まで急落しましたが、投資家はエネルギー株に悲観的になる必要はありません。

【原油先物価格:日足】
1
原油価格が急落した主な要因は、サウジアラビアとロシアのエネルギー相会談で協調減産の縮小が引き続き懸念材料となったためです。

そもそも原油先物価格は、米シェール企業が技術革新により低コストで原油を生産できるようになったことで原油在庫がダブつき、供給過剰懸念から価格が暴落していました。

原油価格の暴落は原油輸入で財政を賄っている産油国にとって死活問題であることから、サウジアラビアはじめとしたOPEC(石油輸出国機構)とロシアをはじめとした非OPECは、17年に協調減産を開始することで原油価格を意図的に引き上げてきました。

しかし、米国による経済制裁の再開でイランの原油輸出が大きく制限されることが予想されていることに加えて、国内経済の混乱を背景にベネズエラの生産量も大きく落ち込むことが予想されているため、今度は原油価格が急騰してしまうのではないかとの懸念が産油国で広がりました。

本来、原油価格の高騰は産油国にとって朗報ですが、あまり高くなりすぎると米シェール企業の生産活動が再び活発になりシェアを奪われてしまうため、サウジアラビアとロシアは協調減産を縮小することで価格を抑えようとしているわけです。

ちなみに、減産幅はこれまで日量約180万バレルだったところ、100万バレル圧縮した80万バレルにするとの案が検討されているそうです。

とはいえ、米国によるイランへの経済制裁再開だけで日量数十万~100万バレルほど減る可能性が指摘されているので、産油国による協調減産の圧縮はイランの減産を相殺するだけで、ベネズエラの生産の落ち込みは相殺できない可能性が高いです。

従って、原油価格がこのままズルズルと下がるということは考えにくいので、投資家はエネルギー株に悲観的になる必要はありません。

エネルギー株の配当利回りを眺めると、エクソン・モービル(XOM)は4.0%、シェブロン(CVX)は3.6%、ロイヤル・ダッチ・シェル(RDS.B)は5.3%と高配当ですから、投資家は高い配当を得ながら市況が回復するのを待つだけで大丈夫です。

グッドラック。

にほんブログ村 株ブログ 米国株へ
大変励みになります。今日も応援のポチお願いします