バフェット太郎です。

「将来の値上りは確実!」と自信満々で投資している銘柄が暴落して割安になったからといって、あまり大きく買いすぎると後で痛い目に遭うかもしれませんよ。

IBMが19日の引け後に発表した第4四半期決算は、売上高が前年同期比9%減の220億5900万ドル、純利益は同19%減の44億6300万ドルと、15四半期連続で減収となりました。主な減収の要因はドル高によるもので、為替要因を除けば2%減とのこと。IBMは売上高の半分以上を米国外で稼いでいるため、為替の影響を受けやすいです。ただし、ソフトウェア部門が前年同期比-10%減となり全体の足を引っ張った一方で、クラウドなどの戦略分野は同+10%(為替の影響を除けば+16%)と好調で、先行きに明るさも見られました。

前日の決算発表を受けて、IBMは一時6%を超える下げとなりました。PER8.47倍、配当利回り3.91%となっています。IBMは積極的に自社株を買い戻す企業なので、今回の暴落でより多くの自社株買いができると思います。

さて、ぼくはIBMに投資していますが、ポートフォリオに占める比率は10%程度なので、総資産全体に与える影響は少ないです。また、IBMは15四半期連続減収ですが、安定したキャッシュフローが見込めるビジネスを展開しており、第4四半期の売上高純利益率は20%、通期で16.4%と超優良企業であることに変わりありません。そうしたことからぼくは今後もIBMを保有するし、買い増しもしていくつもりです。ただし、ポートフォリオをぐちゃぐちゃにするほど大きく買ったりするつもりはありません。

ぼくは米国株10社に分散投資しているのだけれど、均等分散投資を運用方針としていて、それぞれがポートフォリオに占める比率を10%(±1%)程度で調整しています。そのため、どんなに値下がりした銘柄でも構成比率が11%を超えるようなら買い増しを控えます。反対に大きく値上がりした場合はそのまま売らずに放置し、構成比率下位銘柄から優先的に買い増します。ただ、運用金額がそれほど大きくないため、現時点では各構成比率が10%程度で管理・調整できています。

個人投資家のなかには暴落を絶好の機会ととらえて、ドカッと大量に買う人がいますが、そうした投資行動はバリュー株投資家のお手本のようであり、また、カッコ良くもあります。しかし、それは単純にリスクとリターンが大きくなるだけで、必ずしも正しい投資判断になるわけではないということに気をつけなければなりません。

例えば、このIBMにしても三~四年前まで200ドルだった株価が150ドルと25%暴落し、割安と判断して全力で買い増したとします。その後どうなったかと言えば半年かけて120ドルまで下げたわけですから、タイミングをずらして買った方が良かったということになります。また、150ドルが割安なら120ドルは激安になり、もっと買いたくなってしまいます。すると気づいたときにはポートフォリオがIBMでいっぱいなんてこともあり得るのです。

だからぼくは超優良株がどんなに割安だと思っても深追いはせず、そこそこ買ったら別の超優良株に触手を伸ばすようにしています。投資家は自信過剰になりやすいので、自分の暴走を抑制するためにも運用方針やルールを決めることは案外大切なことなんです。

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