バフェット太郎です。

『NKKEI STYLE』に「私が選ぶ日本の『もしバフェ』5銘柄」との記事。

著名投資家ウォーレン・バフェット氏は「安定したキャッシュフロー」「健全な財務体質」「高い収益性」「不人気な割安株」に着目して投資することで知られていますが、この記事では、「もし、バフェットが日本株に投資するなら?」とした上で、日本たばこ産業(JT)、ブリヂストン、三菱UFJフィナンシャル・グループ、JR東日本、KDDIの5銘柄が挙げられました。

とはいえ、日本の個人投資家が気軽に米国株に投資できるようになった今、わざわざ営業キャッシュフロー・マージンが見劣りする米国株に投資する必要はないわけでありまして、バフェットが保有する銘柄に直接投資すればいいじゃんなんて思うわけであります。

そもそも営業キャッシュフローは本業の儲けを表す指標で、営業キャッシュフロー・マージンは営業キャッシュフロー÷売上高で求めたものになります。

この営業キャッシュフロー・マージンが大きいほど、競争優位性が高いと言えるわけです。

そこで、本エントリーでは、規制に守られている「タバコ」「鉄道」「通信」の三セクターに絞って、それぞれ日本のバフェット銘柄と米国の優良株を比べてみました。

【JTとPMの営業CFマージンの比較】
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JTの前期営業キャッシュフロー・マージンは20.8%と比較的高いですが、これはタバコ産業そのものが規制に守られて、参入障壁が高くなっているためです。しかし、これはフィリップ・モリス・インターナショナル(PM)も同じで、営業キャッシュフロー・マージンは31.0%とJTの20.8%を10.2ポイントも上回っています。

フィリップ・モリスは米国外で紙巻きタバコの「マールボロ」や電子タバコの「アイコス」を製造・販売しており、圧倒的なシェアを武器に高収益体質となっています。



【JR東日本とUNPの営業CFマージン比較】
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鉄道産業も規制に守られており、参入障壁が高いことからJR東日本の営業CFマージンは24.5%と比較的高いです。しかし、ユニオン・パシフィック(UNP)は34.0%とJR東日本の24.5%を9.5ポイント上回っています。

これは米国の鉄道産業が業界再編の末、ライバルが淘汰された結果、高収益体質になったためです。
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【KDDIとTの営業CFマージン比較】
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通信産業も規制で守られて参入障壁が高いことから営業キャッシュフロー・マージンが比較的高いです。また、「タバコ」「鉄道」と比べて、「通信」においては日米でそれほど営業キャッシュフロー・マージンが変わるなんてことはないみたいです。これは日米ともに熾烈な価格競争が続いているためです。

とはいえ、三期の平均キャッシュフロー・マージンを比べるとAT&T(T)の方が優秀です。

とまぁこのように、日本のバフェット銘柄と比べて米国株が劣るなんてことはないので、わざわざ日本株に投資する意味ってあんまりないなっていうことがわかると思います。

なんていうとすぐに「米国株は為替リスクがあるから危ない!!」なんていう幼稚な反論がアホみたいに飛んできますが、そもそも日本株も円高局面で売られやすいことを考えれば、日本株だからといって為替リスクがないわけではないですからね。

一応断っておきますけれども、米国株に為替リスクがないなんて言うつもりは毛頭なくて、日本株も米国株も同様に為替リスクがあることを考えれば、高い競争力を持つ米国株に投資した方がマシだと言ってるわけであります。

また、配当に掛かる現地課税10%も確定申告すれば大抵の場合5%程度は還付されますし、年収が700万円以上あれば10%分還付されるので、必ずしも税制上不利というわけではありません。

仮に5%分の課税が掛かったとしてもそれほど心配する必要もありません。

たとえば、配当利回り2%とすると、米国株の税引き後の配当利回りは1.5%になるのに対して、日本株のそれは1.6%にすぎません。わずか0.1ポイントの差しか変わらないのならわざわざ日本株を選ぶ必要はないわけです。

そういうことをちゃんと計算すれば「米国株は税制上不利!!!日本株万歳!!!」なんて結論にはならないと思います。

まとめると、為替リスク、配当課税などの不利を考えたとしても、わざわざ「日本のバフェット銘柄」に投資する必要性は全然なくて、バフェットの保有している銘柄か、バークシャー・ハザウェイ(BRK.B)に直接投資すればいいだけです。

グッドラック。

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