バフェット太郎です。

プロクター&ギャンブル(PG)やフィリップ・モリス・インターナショナル(PM)などの連続増配高配当株に投資した結果、含み損を抱えてしまった投資家も少なくないはず。

そして彼らが今考えていることと言えば、きっと「値上がり益の期待できるハイテク株に乗り換えよう」とかそんなことだと思います。

しかし、投資の世界には「効率的市場仮設」という概念があることを忘れてはいけません。これは「株価はあらゆる情報を瞬時に織り込むため、投資家が市場を出し抜くことはできない」とする考え方です。

つまり、あなたが将来有望のイケてるハイテク株に投資したところで、市場は将来の好材料を織り込んでいるため、株価の伸びしろが小さくなっているということです。従って、今からハイテク株に投資しても、過去10年間で得られたリターンは期待できないというわけです。

すると、含み損を抱えている投資家が次に考えることと言えば、「まだ値上がりしていない次世代のグロース株か、高い成長力が期待できる新興国株に投資しよう」ということです。つまり、含み損を抱えている投資家は、その含み損をソッコーで取り返そうとしてリスクとリターンの高い投資対象を求めるようになるわけです。

ちなみに、これはポーカーの世界でも見られます。



たとえば、ポーカーゲームでこれまで順調に勝っていたのに、負けが込み始めると次第にどうでもよくなって投げやりな勝負をして大損するプレイヤーがいます。

カーネギー・メロン大学のアレックス・イマス准教授によれば、人は含み損を抱えるとより大きなリスクをとる傾向があるんだとか。そして実際に損失が確定すると、その後はリスクをあまりとらなくなる傾向にあるそうです。

今、連続増配株高配当株に投資して含み損を抱えている投資家は、ポーカーゲームでいうところの負けが込み始めて、投げやりな勝負をしようとしている状態にあるんじゃないでしょうか。

たしかに含み損を抱えている状態が長く続けば、誰しも嫌な想いをするし、そのストレスから逃れるためにソッコーで値上がり益が期待できるグロース株に投資したくなる気持ちもわからなくはありません。

しかし、冒頭でも述べた通り、効率的市場仮設の前ではハイテク株はすでに好材料を織り込んでいるため、期待したほどのリターンが実現できる保証はありません。

また、よく知りもしないグロース株に「成長産業だから将来確実に値上がりするだろう」と、根拠のない甘い見通しをしてしまえば、リスク許容度をはるかに超えたリスクを取ることになり、結果的に狼狽売りをしてしまうなんてことにもなりかねません。

従って、投資家は焦って含み損をソッコーで取り返そうとはせず、ゆっくりと時間をかけて愚直に配当再投資することで資産の最大化を目指した方が賢明です。

グッドラック。

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