バフェット太郎です。

米国株式市場のボラティリティは昨年と比べて上昇しつつあることから、投資家らはリセッション(景気後退)入りを見据えた資産防衛法を考え始めています。とはいえ、投資家らの注目を集めているのは生活必需品株や公益株といった代表的なディフェンシブ銘柄ではなく、景気後退局面に強いエネルギー株です。

【VIX(恐怖)指数】
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チャートは投資家の不安心理を表すVIX(恐怖)指数です。昨年は200日移動平均線を上回ることはほとんどなかったのですが、18年に入ると200日移動平均線を上回っている日の方が多いです。

これは、強気相場が9年も続いていることやインフレ懸念が再燃しつつあること、そして地政学的リスクに加えて金利の上昇が意識されているからに他なりません。また、過去のリセッションを振り返ると、長短金利差がマイナス(長期金利<短期金利)になってから一年以内にリセッション入りしていたことから、長短金利差が縮小傾向にあることも懸念されています。

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季節に四季があるように、景気にもサイクルがあって、「不況」→「回復」→「好況」→「後退」といった局面があります。また、それぞれの景気局面に強いセクターというのがあって、それは以下の通りになります。

不況:生活必需品、ヘルスケア、公益
回復:金融、ハイテク
好況:資本財、一般消費財、素材
後退:エネルギー

現在、回復局面と好況局面の中間に当たりますが、好況局面は短命に終わりやすいことから、回復局面の後期から後退局面が意識されやすく、エネルギー株に注目が集まっています。

エネルギー株を取り巻く環境は追い風が吹いていて、例えば、世界の原油需要が伸びていることに加えて、OPEC(石油輸出国機構)による減産、ロシアとイランへの経済制裁、ベネズエラ経済の混乱による生産量の減少、米シェールオイル企業の生産コストの上昇といった、複数の要因を背景に原油価格は上昇トレンドにあります。

また、過去を振り返るとエネルギー株は下げ相場に強いことで知られていることも投資家の安心材料となっています。

例えば、1990年以降の28年間、S&P500種指数がマイナスだった年のエネルギーセクターのパフォーマンスはS&P500種指数を2.9ポイントアウトパフォームしています。また、S&P500種指数のリターンが10%以下と低調だった年もエネルギーセクターはS&P500種指数を12.7ポイントアウトパフォームしています。

このように、株式市場全体が弱気相場に入るとエネルギー株が買われる傾向にあります。実際、今年のエネルギーセクターのパフォーマンスは4.7%とS&P500種指数の3.1%を1.6ポイント上回っています。

14年以降の原油安を受けてエネルギー株はボコボコに売られてきたため、代表的な不人気セクターの一つでしたが、投資家らがリセッションを意識し始める中で、投資妙味が高まっています。

グッドラック。

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