バフェット太郎です。

米連邦地方裁が米通信大手AT&T(T)によるメディア大手タイム・ワーナー(TWX)の買収計画を無条件で承認する判断を下したことで、今後はメディア企業を狙った買収合戦の過熱が予想されます。

そもそも、AT&Tによるタイム・ワーナーの「垂直合併」は消費者にとって選択肢の減少と値上がりに繋がることから反トラスト法(独占禁止法)違反にあたるとして、司法省が買収阻止を求めて提訴していました。

しかし、リチャード・レオン連邦判事は、「IT業界の巨人が敵である限り、企業は取り残されないために、ほぼ自由に資産を売買・交換できる」として合併を承認しました。

【三大メディアの時価総額(単位:1憶ドル)】
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上のグラフは三大メディア企業の時価総額推移です。ウォルト・ディズニー(DIS)とコムキャスト(CMCS.A)は2014年からほとんど横ばいだったのにも関わらず、ネットフリックス(NFLX)の時価総額はわずか4年で8倍に拡大するなど勢いは凄まじいです。

また、ネットフリックスとアップル(AAPL)、そしてアマゾン・ドットコム(AMZN)は巨大な時価総額を背景に、オリジナルコンテンツの制作費に数十億ドルも費やすなど、既存メディアでは太刀打ちできない状況になっています。

こうしたことから、今回の無条件承認は時代の変化に適応した判断だったと思います。

そして、この判断はメディア業界の再編にGOサインが出たことに他ならないため、買収対象となり得るメディア株が人気化しやすいです。

代表的なメディア株を具体的に挙げると、21世紀フォックス(FOXA)、CBS(CBS)、ディスカバリー・コミュニケーションズ(DISC.A)、ディッシュ・ネットワーク・コーポレーション(DISH)などです。

【21世紀フォックス:FOXA】
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21世紀フォックスはケーブルテレビ、テレビ、映画、衛星放送事業を世界展開しており、傘下には映画製作の「20世紀フォックス」があります。

これらの事業に加えて、英有料テレビ大手スカイの株式39%など海外資産を巡って、ウォルト・ディズニーとコムキャストが争奪戦の様相を呈しています。

【CBS】
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米三大ネットワークの一つを持つメディア企業で、高視聴率を誇るCBSテレビがあります。同社を巡っては通信大手のベライゾン・コミュニケーションズ(VZ)やケーブルテレビ大手のチャーター・コミュニケーションズ(CHTR)が狙っていると言われています。

【ディスカバリー・コミュニケーションズ:DISC.A】
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ドキュメンタリー「ディスカバリーチャンネル」やスポーツ「ユーロスポーツ」などを提供し、220以上の国と地域で延べ30億人もの視聴者を抱えています。

【ディッシュ・ネットワーク・コーポレーション:DISH】
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衛星放送大手で「ディッシュTV」ブランドで有料会員制を展開しています。同社は過去、通信大手のTモバイルUS(TMUS)やスプリント(S)の買収に挑戦するなど、通信と放送の融合を狙っています。

IT大手との競争激化により、業界再編が仮足すれば、上記の4銘柄はさらに値上がりが期待できるので、短期的な値上がり益を求める投資家にとって投資妙味があると思います。

また、業界再編により収益率が高まることも予想されるため、長期投資家にとっても魅力的です。

グッドラック。

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