バフェット太郎です。

米中貿易戦争のリスクが高まる中、上海総合株価指数は1月の高値水準からー20.7%下落し、弱気相場入りしました。

【上海総合株価指数】
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株価が急落している背景には、中国で社債のデフォルト(債務不履行)が急増しているためです。社債のデフォルトが急増している主な要因は、中国経済が鈍化しているだけでなく、政府が企業の延命を目的とした融資を控えるように銀行に圧力を加えているためです。

そのため、今後さらにデフォルトが急増すれば、社債を保有する中小銀行の財務リスクが高まります。また、理財商品(高利回り投資信託)で運用されている社債のデフォルトが増えれば、個人投資家が資金を引き上げかねず、資金が引き上がればそれをきっかけに理財商品の破綻にも繋がりかねません。

特に不動産開発分野の社債の償還が2020年にかけて急増するため、ここで満期を迎える社債のデフォルトが多発することが懸念されています。

【上海総合株価指数:1997ー2018】
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上海総合株価指数の過去21年チャートです。前回の安値2500水準をターゲットにすれば、高値から約ー50%安、さらにその下のサポートラインをターゲットにすればー64.3%安が予想されます。

また、中国市場だけでなく欧州市場のリスクも高まっており、投資家はすでに欧州株を売り始めています。

【iシェアーズ欧州株ETF:IEV】
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iシェアーズ欧州株ETFを眺めると、44ドルをサポートラインを試す展開となっています。

欧州経済は世界貿易に大きく左右されるため、貿易摩擦や景気回復の遅さが投資家らの懸念材料となっています。たとえば、ドイツの自動車大手ダイムラーは貿易摩擦を受けて売上高と利益見通しを下方修正するなど、すでに影響は出始めています。

また、ドイツの連立政権やイタリアの反ユーロ勢力、英国のEU離脱など政治的なリスク要因も高まっているので、投資家は欧州株に悲観的になりつつあります。

08年の金融危機からおよそ10年、世界経済の雲行きが怪しくなってきています。

グッドラック。

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