バフェット太郎です。

お金持ちになるためには「収入を増やし、支出を減らし、運用利回りを最大化する」というたった一つの方法しかありません。

とはいえ、運用するには元金(金融資本)が必要です。そもそも金融資本とは資産市場で運用することでその価値を最大化できる資本のことを言いますが、これを人間に置き換えたものが人的資本です。つまり、人的資本を労働市場で運用することで元金を生み出すことができるので、人的資本は「富の源泉」と言えることができます。

ノーベル経済学賞を受賞した米経済学者のゲーリー・ベッカー教授によれば、「誰しも人的資本を持っていて、それを労働市場に投資してリターンを得ているのだ」と主張しました。

人的資本は個人の能力と言い換えることもできるので、どれだけ貯金があっても運用しなければ資産が増えないように、個人の能力がどれだけ高くても働かなければリターンは得られません。

では、「富の源泉」とも言える人的資本を最大化するにはどうすればいいのでしょうか。

結論から言えば、労働市場は資産市場と同じなので、リスクを最大化すればリターンも最大化することができます。

たとえば、終身雇用がほぼ約束されて、安定した収入が得られる仕事は長く働いても収入は低いままですが、いつ解雇されるかわからないような歩合制の営業職などは、学歴が低くても若いうちから稼ぐことができますし、起業して成功すれば収入は青天井です。
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とはいえ、どんなに給与が高くても接待交際費が自腹だったり、身なりに気をつけるために高いスーツや腕時計が必要だったり、あるいは過度なストレスやプレッシャーから買い物や旅行などで気分転換する必要があったりと、結果的にコストが掛かり金融資本に回せるお金が少なければ、それは労働市場から得られるリターンが低いことを意味します。

つまり、お金持ちになることを目標にした場合、ストレス発散のための買い物やレジャーは仕事を続けるためのコストとして考えるため、最終的に金融資本に回せる金額が同じなら、年収1000万円も300万円も人的資本は同じだということです。そのため、お金持ちになりたければ「収入の質」に注目しなければなりません。

もちろん、収入の額は多ければ多いほど良いですが、同じ収入ならコストが低く、安定していた方がいいです。これは投資でも同じことが言えますが、ポートフォリオを安定させたいなら分散が必要不可欠であるように、収入を安定させたいなら分散が必須です。

たとえば今ならブログやユーチューブなど無料コンテンツを提供することで広告収入を稼ぐことができますし、noteなどを利用して有料コンテンツを販売することもできます。あるいは、クラウドワークスなどで仕事を受注し、自分のスキルを活かしてお金を稼ぐこともできます。また、仕事を通じて能力をさらに高めることができればローリスクで人的資本を最大化することもできます。

人的資本が比較的簡単に最大化することができるようになった現代において、投資のための元金を用意することは何も難しいことではなくなりました。それでも多くの人たちはそれに気づいていないことを考えると、人的資本の最大化を実践し、資産運用を始めているあなたと、何も始めていない人たちとでは将来絶望的な格差が生まれるのは必然です。

グッドラック。

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