バフェット太郎です。

世界経済は今、米国による貿易戦争激化懸念だけでなく、ユーロ圏や南米諸国の政治不安といった問題も抱えていて減速の兆しが見えています。とはいえ、依然としてFANG株をはじめとしたハイテク株が好調であることに加えて、個人投資家たちがパッシブ運用に傾斜していることから、全体主義的に同じセクターや銘柄に資金が集中しています。

【S&P500のセクター別シェア】
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(出所:TOPDOWN CHART

S&P500のセクター別シェアを眺めると、15年以降ハイテク株のシェアが急上昇する一方、ヘルスケア株や生活必需品株といったディフェンシブセクターが下落しました。

ハイテク株のシェアが上昇している主な要因は、好調な業績を背景とした「買い」が優勢となっているだけでなく、トランプ政権による保護貿易の混乱の影響を免れると考えられたためです。実際、トランプ政権がEU(欧州連合)、カナダ、メキシコに対して、鉄鋼・アルミニウムにそれぞれ25%と10%の関税を課しましたが、これはボーイングやキャタピラーといった資本財株が影響を受けたもののハイテク株は無傷でした。

しかし、ハイテク株だけは無傷でいられるという考え方はいつまでも通用しないかもしれません。なぜなら、トランプ政権は知的財産権の保護を目的に外資による米ハイテク企業への投資制限を考えているからです。

現在、S&P500のセクター別シェアはハイテク株が25%を超えて偏っているのに対して、ヘルスケア株や生活必需品株といった、業績が景気に左右されにくいディフェンシブ銘柄の比重は下がっています。これは米国景気が不況に陥った時のディフェンシブ力が弱まっていることを意味します。

また、00年のドットコムバブルとは違い、好調な一握りの銘柄だけが上昇を牽引していることも懸念材料です。

株式市場は特定の銘柄やセクターだけ買われ続けるということはありません。誰もが特定のセクターや銘柄に傾斜する時というのは、だいたい酷い終わり方をするものなので、投資家はハイテクセクターに過度な期待をすべきではありません。

グッドラック。

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