バフェット太郎です。

2日のNYダウ株式市場は前日比+35.77ドル(+0.15%)高の2万4307.18ドルと上昇して取引を終えました。貿易摩擦への懸念が根強い中、アップル(AAPL)やマイクロソフト(MSFT)などハイテク株が買われました。

さて、米国は6日(金)から340億ドル相当の中国製品に対して輸入関税を適用する見通しです。これに対して中国は同規模の報復関税を課すとしていることから貿易戦争が激化する恐れがあり、投資家らは身構えています。また時差の関係上、中国時間の6日午前0時は米東部時間では5日の正午に当たるため、中国側が先行報復することになりそうです。

さらにEU(欧州連合)は米国が自動車・部品への関税を導入した場合、米国の自動車業界を阻害するとし、カナダも米国の鉄鋼・アルミニウム製品への関税に対抗して、126億3000万ドル規模の制裁措置を課す方針を公表するなど、米国の孤立が目立ち始めています。

ただし、貿易摩擦激化を受けて苦境に立たされているのはむしろ中国や新興諸国の方です。

【上海総合指数:週足】
1
上海総合指数は1月の高値3587からー22.64%安の2775と弱気相場入りしています。これは米中貿易戦争激化を懸念して投資家らが中国などリスクの高い市場から投資資金を引き揚げているためです。

【iシェアーズ・インドネシア株式ETF:EIDO】
2
iシェアーズ・インドネシア株式ETFは直近の高値からー24.3%と暴落しています。

【iシェアーズ・ブラジル株式ETF:EWZ】
3
iシェアーズ・ブラジル株式ETFも高値からー32.3%と暴落しています。

【iシェアーズ・トルコ株式ETF:TUR】
4
iシェアーズ・トルコ株式ETFも高値からー33.4%と暴落しています。

【iシェアーズ・南アフリカ株式ETF:EZA】
5
iシェアーズ・南アフリカ株式ETFも高値からー24.5%安と暴落しています。

インドネシア、ブラジル、トルコ、南アフリカ、そしてインドを加えた五カ国の通貨は「フラジャイル・ファイブ(脆弱な5通貨)」と呼ばれていて、高インフレ率や経常赤字に悩まされているリスクの高い市場です。

「フラジャイル・ファイブ」は世界的に低金利だった時期にドル建て債務を膨張させて成長資金に充てていましたが、米国金利が上昇する中、そのドル建て債務は膨張する一方、自国では脆弱な通貨しか稼げない五カ国の企業はデフォルト(債務不履行)連鎖のリスクが高まっており、投資家は注視する必要があります。

グッドラック。

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