バフェット太郎です。

米中貿易戦争が激化する中、新興国株のパフォーマンスは総じて悪いです。

2015年12月にFRB(米連邦準備制度理事会)が利上げに踏み切って以降、世界の投資マネーは「リスクオン」の姿勢を鮮明にして、世界の投資マネーよりは高い利回りを求めて新興国株市場に流れました。

しかし、米国の政策金利が上昇する一方、新興国の中央銀行は自国の実体経済が依然として低迷していたことから、十分な利上げをすることができず、結果的に世界の投資マネーは新興国から米国に還流してしまいました。

【S&P500種指数とMSCI新興国株指数:2016ー2018】
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17年は新興国株指数がS&P500種指数を大幅にアウトパフォームしたものの、18年になると失速しました。これは米国金利が上昇したことでドル建て債務が膨張し、デフォルト(債務不履行)のリスクが高まったためです。

また、米中貿易戦争が激化していることも新興国経済が失速している原因になっています。

たとえば、輸出に依存している韓国やタイ、シンガポール、マレーシア、台湾、ベトナム、フィリピンなどのアジア新興諸国は米国に向けた輸出品が多いものの、その輸出品の多くは世界的なサプライチェーンである中国を経由しています。そのため、米中貿易戦争が激化すれば輸出が落ち込むことが予想されるので、アジアの新興諸国にとっても他人事ではないのです。

加えて、米中貿易戦争が激化すれば将来の先行き不安が高まるため、企業の設備投資が消極的になることが予想されるため、新興国企業の業績はドル建て債務が膨張する中で悪化する公算が大きいです。

とはいえ、これは投資家にとって必ずしも悪い話ではありません。米中貿易戦争による企業業績の悪化や金利上昇による投資資金の流出はどれも外的要因であるため、新興国の優良株が不当に売られすぎている場合は、長期的な視野を持つ投資家にとって絶好の投資機会と言えそうです。

グッドラック。

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