バフェット太郎です。

IT関連サービス大手のIBMが第2四半期決算を発表しました。内容は良かったです。

EPSは予想3.04ドルに対して、結果3.08ドルと予想を上回りました。

売上高は予想198億8000万ドルに対して、結果200億ドルと予想を上回りました。

通期のEPSは従来予想13.80ドルに対して、新ガイダンス13.80ドルと不変でした。

「戦略的必須事業」の売上高は101億ドルと前年同期比15%増と好調でした。特にクラウド事業が20%増と好調で、データ分析のアナリティクスも7%増と好調でした。

【IBM:部門別売上高シェア】
1
IBMは主に5つの部門に分かれており、テクノロジーサービス&クラウドプラットフォームが43%と最も大きく、コグニティブ・ソシューションズが23%、グローバル・ビジネス・サービスが21%と続いています。

【IBM:部門別粗利益シェア】
2
ただし、粗利益を眺めるとコグニティブ・ソリューションズが38%と、売上高シェア最大のテクノロジーサービス&クラウドプラットフォームの37%を上回っています。また、この二つの部門で粗利益の四分の三を稼いでいます。
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【IBM:部門別粗利益率】
3
IBMの第2四半期売上高は前年同期比3.7%増で、「戦略的必須事業」も15%増と一見好調に見えますが、部門別粗利益率を眺めると利益率が低下していることがわかります。ちなみに全体の粗利益率は46.0%と前年同期の46.5%から0.5ポイント低下しています。

【IBM:日足】
5
粗利益率が低下したものの、クラウド事業が順調に成長していることを好感して、株価は時間外取引で前日比3%高の149ドルで推移しています。

予想PER10.8倍、予想配当利回り4.1%とバリュエーションは割安です。

グッドラック。

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