バフェット太郎です。

米国は1802年から2006年までの204年間にわたって、経済や社会、政治環境が劇的に変化したにも関わらず、株式投資の実質トータルリターン(インフレ調整済み)は常に年率6.6~7.0%を維持していたことがジェレミー・シーゲル著『株式投資 第4版』で明らかになっています。

年率7.0%というのは、100万円運用すれば一年後に7万円分の利子が貰えるということを意味するのですが、多くの人にとって7万円という額は一ヶ月もアルバイトすれば稼げてしまう額なので、元本割れのリスクを背負ってまで投資しようなどとは思いません。そのため、結果的に多くの日本人は一生投資をせずに資本主義の恩恵を享受しないまま人生を終えてしまうのです。

しかし年率7%という数字は時間が経てば経つほど複利効果が得られるので、米国株に投資して配当を再投資し続けるだけで、当初の100万円は40年後に1億円もの資産に成長します。

こんなに簡単に誰もが資本主義の恩恵を享受することができるのに、どうして誰も米国株に投資して配当を再投資し続けないのでしょうか。この理由の一つに、個人投資家は弱気相場でパニックに陥りやすいことが挙げられます。

【ダウ平均暴落の歴史:1946ー2018】
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グラフは戦後以降で20%近く暴落した時代とその下落幅を表しています。過去72年間で高値から20%近く暴落したのは16回あり、4年半に一度のペースで起きていることがわかります。

個人投資家たちの多くは暴落が起きるたびに狼狽売りするなどして、結局買い持ちするどころか配当再投資することができなかったわけです。ちなみに、87年のブラック・マンデー直前に投資を始めたとしても、そのまま買い持ちするだけで当初の投資金額はその後30年で約10倍値上がりし、配当再投資した場合では15倍も値上がりしたことになります。

しかし、多くの個人投資家は20%近い暴落に耐えることができないのです。これは何も悲観やパニックの中で株を売る人たちばかりではありません。個人投資家の中には株価が暴落すると「今、株式は保有すべきではない」とした上で「もっと安くなったところで買い戻せばいいだけ」と主張して株を投げ売りするのです。

確かにその主張は正しいです。タイミングよく買い戻せたかどうかを除けば。

投資の世界で広く知られていることの一つに、タイミングよく売買を繰り返すことは、一握りの運の良い投資家を除いて誰にもできないということです。仮に一度や二度成功したとしても、その後数十年にわたって成功し続けることはほとんど不可能です。

そのため、多くの投資家にとって大切なことは、タイミングを見計らった売買をするのではなく、長期で保有し続けられる投資対象に長期投資し配当を再投資するだけです。その投資対象はコストの低いインデックスファンドや業績が景気に左右されないディフェンシブ銘柄などになります。

もちろん、業績が景気に左右されやすい資本財株や金融株などでもいいのですが、ボラティリティ(変動率)が高いセクターは狼狽売りにつながりやすいことに加えて、配当再投資をすることに消極的になってしまう恐れもあります。

そのため、配当を再投資し続けるためにも、比較的安心して長期投資できるセクターや銘柄などを選んだ方が賢明です。

グッドラック。

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