バフェット太郎です。

安全資産とされる金の先物価格が4月の高値から10%超下落し、200日移動平均線を割り込みました。これは金利上昇を背景にドル買い需要が膨らんだ一方、ドル高に弱い金が売られやすくなっているためです。
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先日、トランプ大統領が利上げに否定的な見方を示すも、FRB(米連邦準備制度理事会)のパウエル議長は「FRBは政治から独立して政策を実行してきた長い伝統があり、FRBのDNAに深く根差している」とし、金融政策についてはFRBが意思決定することを改めて表明しました。

こうしたことから、段階的な利上げが見込まれるとしてヘッジファンドなど投機筋による金の売り越し枚数が急増し、CFTC(米商品先物取引委員会)の建玉明細報告によると、7月17日までの一週間の売り越し枚数は過去最高に達したとのこと。また、買い越し枚数も急減しています。

【大口投機玉の買い越しポジションと価格推移】
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(出所:第一商品

さて、米国株式市場は4-6月期の決算発表が本格化しており、S&P500種構成銘柄のうち8割以上でEPS(一株当たりの利益)が事前予想を上回っていることから、米国経済が好調であることがわかります。

好調な企業業績を背景に、FRBに利上げペースを鈍化させる理由はなく、今後も緩やかで段階的な利上げが見込まれることからドルが買われやすいです。

【ドル指数:日足】
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ドル指数の日足チャートを眺めると、50日移動平均線に反発して強気トレンドを維持していることがわかります。また、上値が抑えられている一方、下値が切り上がっていることから三角保ち合いを形成しており、上に大きく放たれることが期待できます。  

投資家の中にはポートフォリオのリスクを低減するために、常に一定の比率を金に投資している人もいると思います。そのため、彼らがリバランスを目的に、今、不人気の金を買うという投資行動は理解できます。

しかし、短期的な値上がり益を期待するだけの金鉱株への投資は時期尚早です。 これは金鉱株が政策金利と逆相関の関係を持っているためで、好調な企業業績と堅調な労働市場を背景に金利が上昇する中で金鉱株は弱含む公算が大きいです。

従って、金鉱株への投資は時期尚早ですし、レバレッジの掛かった金鉱株ブル3倍(NUGT)への投資は短期的には悲惨な結果を生みます。

グッドラック。

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