バフェット太郎です。

SNS世界最大手のフェイスブック(FB)が第2四半期決算を発表しました。内容はまちまちだったものの、先行き見通しが悪化したことから株価は時間外取引でー20%安と暴落しています。

EPSは予想1.72ドルに対して、結果1.74ドルと予想を上回りました。

売上高は予想133億6000万ドルに対して、結果132億3000万ドルと予想を下回りました。

営業利益は58億6000万ドルと前年同期の44億ドルと比べて33%増加しました。

営業利益率は44%と前年同期の47%から3ポイント低下しました。

デイリーアクティブユーザー数は14億7000万人と、前年同期比11%増でした。

月間アクティブユーザー数は23億2000万人と、前年同期比11%増でした。

広告収入のうち91%をモバイル広告が占めました。前年同期は87%でした。

【地域別デイリーアクティブユーザー数】
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地域別のデイリーアクティブユーザー数の増減は「世界のその他地域」で1.8%増、「アジア・太平洋」で3.2%増だったものの、「欧州」は1%減、「米国&カナダ」は横ばいでした。

「世界のその他地域」や「アジア・太平洋」は世界のアクティブユーザー数の68%を占めているものの「欧州」や「米国&カナダ」に比べて広告単価が低いことから、売上高に対する寄与度は合計28%と低いです。
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【地域別売上高】
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売上高のおよそ四分の三は「米国&カナダ」と「欧州」によるものです。

さて、フェイスブックは英データ分析会社のケンブリッジ・アナリティカが16年の米大統領選挙で利用者データを不正に利用した問題を受けて、ユーザーや広告主の離反が心配されていましたが、そうした影響はほとんどありませんでした。

しかし、フェイスブックはユーザー満足度を高めるため、収益性の低い「ストーリー」に力を入れていくとのことで、第3四半期と第4四半期の売上高成長率はそれぞれ前期比で1桁台後半と大きく鈍化することが示唆されました。

売上高成長率が鈍化する一方で、セキュリティやARおよびVR、マーケティング、コンテンツの取得など幅広い分野で投資支出が増加することから、営業利益率は30%代半ばに落ち込む見通しです。

【フェイスブック:日足】
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売上高成長率の低下と営業利益率の低下を懸念して、株価は時間外取引でー20%安の173.50ドルまで暴落しています。

フェイスブックは「FANG」銘柄の一角としてブームになっていたことから多くの機関投資家や個人投資家が保有しています。そのため、一日で調整局面が終わるなんていうことはなく、この流れはしばらく続くと思います。

グッドラック。

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