バフェット太郎です。

電機自動車大手テスラ(TSLA)のイーロン・マスクCEOが「テスラを1株420ドルで非公開化することを検討している。資金は確保した」とツイートしたことを巡って、SEC(米証券取引委員会)がその発表手法や内容の真実性について調査していると報じられました。これを受けてテスラ株は前日比-4.83%安と急落し、空売り筋はポジションの手じまいを余儀なくされました。

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【テスラ:TSLA】
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さて、テスラのバイアウトは当初から疑問の声が聞かれます。これは規模が史上最大案件の二倍にもなること、そしてその案件は破産に終わっているということ。さらに通常、資金の出し手はバイアウトをする場合、対象企業(この場合テスラ)が安定したキャッシュフローを創出できるかどうかに注目するものなのですが、テスラは2010年に上場して以来一度も純利益が黒字になったことがないからです。営業キャッシュフローが黒字になったのも2013年12月期の一期のみであることを考えると、マスク氏の「資金は確保した」というツイートに疑問が出てきて、単純に空売り筋への報復ツイートのようにも見られます。

そして、そもそもマスク氏がバイアウトが必要だと考えている理由は、「株主が短期的な利益を求めるから」というものです。しかし、テスラのような赤字企業が時価総額で600億ドル(6兆6000億円)と、米自動車大手のゼネラル・モーターズ(GM)の時価総額530億ドルを上回ることができているのは、市場から多額の資本を調達することができたからであり、投資家が短期的な利益については8年間も大目に見てきたからに他なりません。

仮に今回の一連のツイートが虚偽であり、空売り筋への報復を目的としたものであるならば、SECは株価操作をした詐欺の疑いでマスク氏を提訴することができることから、その代償は大きくなりそうです。

個人投資家の中には自身のリスク許容度を過信し、第二のアマゾンや第二のアップルに投資するつもりでテスラに投資した人もいるかもしれませんが、そのリスク許容度の真価が問われそうです。

グッドラック。

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