バフェット太郎です。

10日のNYダウ株式市場は前日比ー196.09ドル(ー0.77%)安の2万5313.14ドルと下落して取引を終えました。下落した主な要因は、トルコリラが一時20%超下げるなどトルコの経済危機が懸念されて銀行株が売られたためです。

トルコリラが暴落した背景には米国による関税の引き上げが挙げられます。トランプ大統領はツイッターで、「トルコのアルミニウムに20%、鉄鋼には50%の関税を課すことを承認した!」とし、関税率をこれまでの2倍に引き上げる方針を表明したことに加えて、「今、我々はトルコとの関係は良くない!」とツイートしました。

また、エルドアン大統領が「枕の下のドル、ユーロ、金をリラに両替して欲しい」とリラの買い支えを国民に呼びかけたこともリラ安に拍車を掛けました。

【iシェアーズ・トルコ株式ETF:TUR】
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トルコリラの暴落を受けてトルコ株式ETF(TUR)も前日比ー14.53%と暴落しています。今年1月につけた高値45.21ポイントからー52.6%下落するなど、わずか半年で半値以下になっています。

エルドアン大統領は本来、金利を引き上げるべき時に中銀に対して引き下げの圧力を掛けたり、さらに国民に対してリラの買い支えを求めたりしていることで、素で金融市場のことをわかっていないことを露呈しています。

また、現状、危機を打開する手立てがほとんどないことから、トルコの経済危機が収束に向かう兆しは見えません。その結果、トルコを除く新興国株にも「売り」が膨らむなど波紋を広げています。

【iシェアーズ・ブラジル株式ETF:EWZ】
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ブラジル株は今年1月につけた高値47.07ポイントからー28.1安と暴落しており、50日移動平均線を下回っています。

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【iシェアーズ・インドネシア株式ETF:EIDO】
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インドネシア株は1月の高値30.04ポイントからー20.1%安とこちらも暴落しています。指数は50日移動平均線より若干上にありますが、今後下にブレイクアウトする公算が大きいです。

【iシェアーズ・ロシア株式ETF:ERUS】
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ロシア株もルーブルの急落を背景に売りが加速しており、2月の高値39.15%からー20.3%安と暴落しています。ルーブルが急落している主な要因は、米議会がロシアに対して新たな経済制裁を加える準備を進めていると報じられたためです。

【iシェアーズ・南アフリカ株式ETF:EZA】
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南ア株は1月の高値75.40からー25.7%安と暴落しており、指数は50日移動平均線を下回っています。ブラジル、インドネシア、南ア、トルコ、インドはフラジャイル・ファイブ(経済基盤が脆弱な五カ国)と言われており、インドを除く四カ国が激しく売られています。

ただし、トルコを除くこれらの新興国はトルコが陥っている状況とはほど遠く、新興国株クラスタは悲観的になる必要はありません。

そもそも新興国株というのはリスクの高いアセットクラスであるため、この程度のことで投げ売りするのは愚の骨頂です。新興国株投資とは高いボラティリティを許容し、ジッと耐えて長期で保有することで大きな値上がり益を期待するものですから、今は耐えるしかありません。

これから起こることはトルコの銀行破綻、そしてトルコ債を大量に保有する南欧諸国をはじめとした新興国株の暴落です。しかし、危機がいずれ収束することを考えれば、その時は上記の新興国株に絶好の買いチャンスが訪れることを意味します。

それなら新興国株クラスタは持ち株を一端手仕舞って、大底で買い戻せばいいと考えるかもしれませんが、そうしたタイミング投資は長期的に見るとうまくいかないことの方が多いのであまりお勧めしません。

そのため、新興国株クラスタはいつか訪れる新興国株の強気相場を夢見て、堅調な米国株式市場を眺めながら涙で枕を濡らす日々に耐えるしかないわけです。可哀想www

グッドラック。

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