バフェット太郎です。

27日のNYダウ株式市場は前日比+259.29ドル(+1.01%)高の2万6049.64ドルと2万6000ドルの大台まで回復しました。また、S&P500種指数は前日比+0.77%高の2896.74、ナスダック総合指数は前日比+0.91%高の8017.90とそれぞれ過去最高値を更新しました。

上昇した主な要因は、NAFTA(北米自由貿易協定)を巡って、米国とメキシコの二カ国協議で合意に達したことが追い風となったためです。

かねてからトランプ大統領は米国とカナダ、メキシコの間で結ばれたNAFTAの見直しを優先課題としており、協議の行方次第では「NAFTAを廃止する」として投資家らを脅してきました。

94年にNAFTAが発行して以降24年の歳月が経つわけですが、この間、米国、カナダ、メキシコの三カ国の間に網の目のようなサプライチェーンが出来上がっており複雑を極めています。そのため、仮に米国がメキシコとカナダに対して高関税を課すなど三カ国間の関係を分断するようなことに発展すれば、経済に深刻な打撃を及ぼしかねず、投資家らの懸念材料となっていました。

しかし、米国とメキシコの二カ国間で協議が合意に達し、目先大きな変更が何もないことに加えて、カナダとの協議を近く再開する方針を明らかにしたことで投資家らは安堵したわけです。

米国とメキシコの合意の中身には大きな変更は見られなかったものの、自動車生産を巡る規制の見直しがあります。たとえば、部品の域内調達比率をこれまでの62.5%から少なくとも75%に引き上げることを義務付けるというものです。これは北米産の鉄鋼やアルミニウム、ガラス、プラスチックの利用を増やす狙いがあります。

また、米国の労働者がメキシコなど安価な労働力との競争にさらされ仕事を奪われてきた問題については、一定の割合の部品について、製造する作業員の時給を16ドル以上としなければならないなど、賃上げが盛り込まれました。これは自動車生産の一部を米国に回帰させる狙いがあります。

これらは自動車メーカーにとってコスト増を意味するだけでなく、販売価格の上昇に伴い消費者にとっても悪いニュースなのですが、「NAFTA廃止よりずっとマシ」であることから投資家らに安心感が広がり、これまで売られていた自動車株や資本財株を買い戻す動きが見られました。

ゼネラル・モーターズ(GM)は前日比+4.84%高、フォード・モーター(F)+3.20%高、キャタピラー(CAT)+2.77%高でした。

トランプ大統領は今回の合意を巡って「今後はNAFTAの名称を無くし『米メキシコ貿易協定』と呼ぶことにする」とし、カナダとの協議に関しては「カナダを米メキシコ貿易協定に参画させるよりもカナダ産の自動車に関税を課す方が簡単だ」としカナダを牽制しています。

今後、懸念されてきた貿易摩擦が解消するに伴い、株高は一層加速する公算が大きいです。

グッドラック。

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