バフェット太郎です。

トルコ通貨危機を背景に、トルコ株式は年初来高値から半値以下と大暴落しているわけですが、個人投資家の中には火中の栗を拾うかのように果敢に買い向かう人も少なくありません。

【iシェアーズ・トルコ株式ETF:TUR】
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そもそも投資家とは「自分だけは上手くやれる」と楽観的に考える傾向があるため、経験の浅い未熟な投資家ほどトルコ株や仮想通貨などの投機にハマりやすいです。しかし、経験を積んだ個人投資家ほど、そうした投機は長期的に見て大したリターンを生まないことを知っているのでわざわざ近づいたりはしません。

ちなみにトルコは米国との金利差が拡大しつつあることから、リラ安とインフレに苦しんでいるわけですが、トルコのエルドアン大統領が依然として利上げに否定的であるため問題の解決は困難です。

そのため投資家はポジティブ・サプライズに賭けた投機を余儀なくされるわけですが、こうした投機は失敗しやすいので投機の回数を重ねれば重ねるほどリターンは漸減されるものです。

これはトルコ株や仮想通貨への「逆張り投資」だけに言えることではなくて、事業環境の悪化からこれまでの勢いを失ったグロース株やモメンタム株への投資にも同じことが言えます。

たとえば、金融危機前までは新興国株に投資しているかどうかが投資家として成功しているかどうかのステータスでした。しかし、金融危機以降、新興国株が低迷し続けていることから、誰も新興国株に対して強気の見方をしていません。

【iシェアーズ・新興国株式ETF:EEM】
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(※ダウ平均は2万6000ドルと、金融危機前の高値1万4000ドルを大きく突破しているのにも関わらず、新興国株式ETFは金融危機前の高値すら突破できていません。)

【iシェアーズ・ナスダック・バイオテクノロジーETF:IBB】
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加えて、14年頃までブームになっていたバイオ株は依然として高値からー10%安と低迷したままです。当時、バイオ株に長期投資すればあとは気絶しているだけで億万投資家になれると言う人もいましたけれども、これが現実です。

このように「自分だけはうまくやれる」と考え、危機の最中にあるトルコ株や仮想通貨に投資したり、あるいは株価が値上がりしているというだけでよくわからに国の株やセクターに投機しても結果的にうまくいかないものです。

従って、FANGブームや半導体ブームの終焉は必然であり、今からこれらのセクターに投資しても過去のようなリターンはもう期待できません。言い換えれば、07年末に新興国株を、あるいは15年半ばにバイオ株に投資するようなものです。

そのため、個人投資家は時代に左右されないシンプルでわかりやすい一握りの優良企業の株に長期投資した方がはるかに優れた成果が期待できます。たとえばそれはコカ・コーラ(KO)やプロクター&ギャンブル(PG)、ジョンソン・エンド・ジョンソン(JNJ)などの銘柄がそれです。

つまり、個人投資家は難しいことや複雑なことを避けて、誰でも出来る簡単でシンプルな投資を心掛ければいいのです。

グッドラック。

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