バフェット太郎です。

金鉱株は米2年債利回りと概ね逆相関の関係にあるため、利上げ局面で金鉱株は売られやすいので投資は控えてください。とはいえ、ソッコーでお金持ちになりたいという欲望を抑えられないクソダサい個人投資家ほど「今回は違うかも」と考えて触手を伸ばしがちです。

【バリック・ゴールドと米2年債利回り推移:1988ー2018】
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チャートは世界最大の産金会社バリック・ゴールド(ABX)の株価と米2年債利回りの過去30年分チャートです。歴史を振り返ると、金利上昇局面でバリック・ゴールド株が売られていることが確認できます。これは金利上昇局面では、世界の投資マネーが利息を生まない金市場から流出する一方、利息を生む株式や債券に流入するためです。そのため、金の弱気相場で金鉱株も同様に売られるわけです。

唯一の例外として、04年から07年にかけて金利上昇局面でバリック・ゴールド株が買われています。これは03年にオーストラリア証券取引所で初めて金ETFが上場し、その後ロンドンやニューヨークでも上場したことで、世界の投資マネーが大量に金ETFに流入し、金価格を押し上げたことで金鉱株も上昇しました。

こうした例外を除けば、金利上昇局面で金鉱株に投資すべきではないことがわかります。

ちなみに、昨今、仮想通貨クラスタらがビットコインETFの上場を期待しているのは、ETFが上場すれば世界の投資マネーが大量に流入することが期待できるからです。

【バリック・ゴールドと米2年債利回り推移:1988ー2018】
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こちらのチャートは金利下落局面にスポットを当てています。

歴史を振り返ると、金利下落局面でバリック・ゴールド株が買われていることが確認できます。これは金利下落局面では、利息を生む株式や債券の魅力が乏しくなる中で、もともと利息を生まない金が見直されるためです。結果、世界の投資マネーは株式や債券から流出する一方、金に流入するというわけです。

唯一の例外として、97年から98年にかけて金利下落局面でバリック・ゴールド株も売られています。これはアジア通貨危機を巡って大量の金が売却されたためです。

94年当時、FRB(米連邦準備制度理事会)が政策金利を大幅に引き上げたことで、世界の投資マネーが急速に新興国から流出しました。結果、97年からドル高新興国通貨安が加速し、新興国の中央銀行が自国通貨を買い支えるために大量の金売却に踏み切ったわけです。

こうした例外を除けば、金利下落局面で金鉱株が値上がりしやすいことから、投資家らは金利の行方に注視する必要があります。

【米2年債利回り:日足】
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米2年債利回りは2.71%と約10年ぶりの高水準で推移しています。これは好調な労働市場を背景に9月の利上げが確実視されたためです。また、FRBは今年あと2回、来年3回、再来年1回の利上げを想定していることから、まだしばらく金利上昇局面は続くことが予想されます。

【ヴァンエック・ベクトル・金鉱株ETF:GDX】
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金鉱株指数は16年末の安値を下回るなど、ついにサポートラインを割り込みました。次のターゲットは16年の安値13ドル前後です。

【Direxion・デイリー・金鉱株・ブル3倍:NUGT】
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金・銀鉱株で構成された指数の三倍の値動きになるようにデザインされた金鉱株ブル3倍ETF(NUGT)は16年の高値からー92%安と大暴落しています。また、18年の高値からもー69%安と大暴落していることから、金鉱株と金利が逆相関の関係であることを知らずに投資してしまった情弱な投資家は今頃灰になっていると思います。

何度も言いますが、金鉱株の投資タイミングは米2年債利回りが下落し始めてからであり、それは利上げの打ち切りが意識される19年後半から20年頃です。

グッドラック。

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