バフェット太郎です。

バリュー株投資にはバリュー株投資に相応しい銘柄というものがあります。それと同時に、相応しくない銘柄もあります。それが世界最大級の鉱山資源会社、フリーポートマクモラン(FCX)です。

FCX20y

添付したのはFCXの20年チャートです。株価は先日、15年前の安値をつけてから反発しており、チャート的にかなりおいしそうに見えます。

FCXが先日公表した決算発表によれば、予想EPS-0.19ドルに対して結果-0.2ドルと予想を上回りました。また、同社は昨年末に無配を決定しており、株価は14年につけた高値(39ドル)から一時-90%安の3.74ドルまで大きく値を下げました。

著名投資家のカールアイカーンは同社に大きく投資していますが、かなりの含み損を抱えているとおもいます。ただ、個人投資家がここから買うのはかなり面白いと思います。

ぼくはバリュー株投資をスタイルとしているので近寄るつもりはありません。どんなにチャートが魅力的に見えても、こういう些細なことをきっかけに安易な取引をしてしまえば、自分の投資スタイルがガラガラと音を立てて崩れ落ちていくと思うからです。

そして、実は昨年の夏頃にここが底値だろうななんて思っていました。そのときの株価は確か10ドル前後(高値から-74%安)です。もし、その時にぼくが安易な投資行動をしていたのなら、投資資金のおよそ半分以上を失っていたことになります。あるいは、FCXのような市況関連株は株価が全てなので、どこかのタイミングで損切りして損失を確定していたと思います。

長く株式投資をしていれば、誰でも「コレは絶好の機会なのでは!?」と思うような銘柄のひとつやふたつ見つかると思います。そこでついつい買って、あとで痛い目に遭う投資家は少なくありません。場合によっては一度や二度美味しい思いをして、三度目で致命傷を負うなんてこともあると思います。

バリュー株投資で大切なことは、こうした絶好の機会を見逃して、地味で退屈な銘柄をひたすら買い集めることです。間違ってもFCXのターンアラウンドを期待することではないのです。

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