バフェット太郎です。

著名投資家ウォーレン・バフェット氏は投資の判断材料として、GDPに対する株式市場の時価総額比率を参考にしていることは有名です。ちなみにこれを「バフェット指数」と言ったりします。

たとえば、GDPに対して株式市場の時価総額の方が大きければ株は割高と判断し、小さければ割安と判断するといった具合です。つまり、「その国の株価は長期的に見ればその国の経済力に見合った水準に近づく」という考え方です。

現在のバフェット指数は147と過去最高水準で推移していることから、個人投資家らは株の買い増しを控えるなど警戒感を強めていますが、投資家らは米国株投資に消極的になるべきでしょうか、あるいは積極的に買い向かうべきなのでしょうか。

結論から言えば、株式市場が近く暴落するといった兆候は見られないため、適正価格であれば積極的に買い向かうべきです。

【バフェット指数:1971ー2018】
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(出所:日経平均株価AI予想

チャートは1971年から2018年現在までのバフェット指数です。過去47年間を振り返ると、01年8月と08年1月の二回だけ、100以上だったバフェット指数が100の水準を割り込みました。

【ダウ平均:2000ー2002末】
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バフェット指数は00年3月末の142をピークに下落に転じ、01年8月末についに100の水準を割り込みました。するとダウ平均はそこからなし崩し的に暴落していきます。

【ダウ平均:2007ー2009末】
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この時もバフェット指数は07年5月末の108をピークに下落に転じ、08年1月末についに100の水準を割り込みました。するとやはり、ダウ平均はその後暴落していきました。

過去に答えを求めれば、バフェット指数が100を超え割高なバリュエーションで推移しているとしても、それがいつまで続くかわからないため株は手離すべきではなく、強気相場の波に乗るべきだと言えます。

また、株式市場の暴落(あるいはリセッション)は、バフェット指数が100の水準を下回ってから一年以内に見られるため、147と過去最高値圏で推移している今、暴落の兆候は見られないです。

従って、ダウ平均やS&P500指数が過去最高値圏で推移しているからと言って、個人投資家は米国株に消極的になるなど警戒感を強める必要はなく、ごく一握りの優良株を適正価格で買い、継続的に配当を再投資し、長期で保有し続ければいいだけです。

とはいえ、投資家の中には「バフェット指数の暴落を待ってから投資すればいい」と考える人も少なくないと思います。たしかに株式投資は株価が割安な時こそ積極的に買い増すことでリターンを最大化できるので、暴落を待つことは一見すると賢明な投資戦略と言えます。

しかし、バフェット指数が金融危機後に100を上回ったのは2013年3月末、さらに金融危機前のピークである108を突破して111を付けたのが同年10月末で、ダウ平均が1万4000~1万6000ドルと過去最高値を更新していた時でした。

つまり、「バフェット指数の暴落を待ってから投資すればいい」と考え、それを実行に移した投資家は、2013年以降ずっと株の買い増しを見送っているわけです。

現在、ダウ平均は2万6000ドル付近で推移していることを考えれば、「バフェット指数の暴落を待つ」という投資戦略がいかにバカげた考えかがわかると思います。

従って、個人投資家は暴落を待つことなく、積極的に株を買い増すべきです。

グッドラック。

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