バフェット太郎です。

経験の浅い未熟な投資家ほど、最近のブーム、あるいは強気相場が「これからもずっと続くだろう」と考える傾向にあります。

たとえば、彼らはこれまで市場平均を大きく上回ってきた「ひふみ投信」に投資すれば、今後も市場平均を上回るパフォーマンスが期待できると考えているかもしれませんが、年初来のパフォーマンスは日経平均株価+1.5%高に対して、ひふみ投信のそれはー4.2%安と市場平均を下回っています。これは個人投資家がひふみ投信に支払う信託報酬の料率約1.6%を加味すると、さらに差が拡大することになります。

なぜ、ひふみ投信が不振に陥っているのかについては、以前のエントリーで書いたのでそちらを参照していただきたいのですが、要約すると、ひふみ投信は過去10年間で保有銘柄数を29銘柄から228銘柄と大幅に増やしてしまったことが原因です。

これでは、ファンドマネジャーがせっかく時間とお金をかけて銘柄を選んだとしても、その銘柄から得られるリターンが漸減することを意味します。たとえば、30銘柄に均等分散投資した場合、特定の銘柄が一年間で10倍値上がりしたとするとポートフォリオ全体に+33%の効果を与えますが、仮に200銘柄に均等分散投資した場合、特定の銘柄が一年間で10倍値上がりしたとしてもポートフォリオ全体にわずか5%の効果しか与えません。

そのため、これから個人投資家がひふみ投信に投資した場合、市場平均並みか(信託報酬を加味すると)それ以下の成績しか見込めません。

ちなみに、「ひふみ投信は本来どうすれば良かったのか?」についてですが、それは新規の受付をストップすれば良かっただけです。ひふみ投信は割安な成長株に投資することが得意でしたが、強気相場を背景にそうした銘柄が次第に少なくなった一方、「ひふみ投信はすごいらしい!」との噂を聞きつけた個人投資家が大量の投資資金を供給するので、ひふみ投信のファンドマネジャーは何かに投資しなければならないというジレンマに襲われたわけです。
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これでは誰がファンドマネジャーをやっても市場平均を上回り続けるのは不可能に近いので、残念なホルターの皆様方が「ひふみ投信を信じてる!」といくら応援したところで、「空中浮遊できるって信じてる!」と叫んでる信者と同じだということに早く気づいた方がいいです。

さて、これは仮想通貨や米国株投資でも言えることです。近年、仮想通貨がブームに沸いたことで多くの未熟な個人投資家たちが仮想通貨に投資すれば億り人になれると信じて投資したものの、ブームの終焉とともに凍死家状態に陥っています。

また、米主要ハイテク株の「FANG」銘柄ももてはやされていましたが、その一角であるフェイスブック(FB)は直近の高値からー25.8%安、ネットフリックス(NFLX)もー13.9%安と、これまでの勢いに陰りが見え始めています。

これまでにもバイオセクターやエネルギーセクター、あるいは一般消費財セクターなどがもてはやされては消えていったわけですが、いずれもブームが去った後は誰もこれらのセクターに最初から投資もしていなければ興味関心もなかったかのように言及すらしません。

過去のブーム、あるいは強気相場が永遠に続くと安易に考えない方がいいです。

グッドラック。

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