バフェット太郎です。

個人投資家の中には日本株に長期投資している人も少なくないと思いますけれども、日本株は情弱旧人類のための投資対象なので賢明な個人投資家は日本株に長期投資なんてしないものです。事実、2000年以降の日米株式のパフォーマンスは圧倒的に米国株が日本株をアウトパフォームしています。

【日経平均株価と円建てダウ平均の推移:2000ー2018】
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読者の中には、「日本株は米国株に比べて割安だから、長期的に見れば日本株が米国株をリターンで上回る可能性がある」とか「手数料や税金、為替、情報の量を考慮すれば日本人にとって日本株の方が有利」と主張する人がいますが、少なくとも2000年以降の18年間を振り返れば、米国株(円建て)のパフォーマンスが+133%高だったのに対して日本株のそれはわずか+16%高に留まったため、手数料や税金、為替などを考慮しても米国株の方がパフォーマンスが良かったことが証明されています。

また、上のチャートでわざわざ2000年から比較しているのは、1990年から比較すると日本株に不利だからです。(1989年12月末、日経平均株価は3万8915円のド天井でした。)つまり、90年を100として比べてしまうと、長期的なリターンの差はさらに拡大してしまうわけです。

それにしてもなぜ、米国株は日本株に比べてリターンが高いのでしょうか。結論から言えば、米国は日本に比べて絶え間ないイノベーションが経済成長を牽引してきたことに加えて、労働生産人口(15~64歳までの働ける人の数)が増加傾向にあること、そして経営指標の強さがあるためです。

具体的に言えば、日本の労働生産人口は96年をピークに減少に転じており、00年を100とした場合、2050年には65と35%減少することが予想されています。一方で米国は同期間で25%増加することが予想されているため、米国経済の見通しは日本より明るく、投資マネーを呼び込みやすい地合いができているわけです。

また、過去18年間を振り返っても米国のイノベーションのスピードには凄まじいものがあります。たとえば00年にインターネットが世界的に普及し始めると、検索エンジンのグーグルやネット小売りのアマゾン・ドットコムが発展を遂げ、イノベーションの礎を築きました。

そして05年にフェイスブックやツイッターなどのSNSが普及したことでインターネット人口が飛躍的に伸び、10年にスマホが普及すると人々のインターネット利用時間が急増しました。これに伴いクラウド・サービスが発達し、現在ではAR(拡張現実)やVR(仮想現実)、AI(人工知能)、IoT(モノとインターネットがつながる技術)、自動運転技術の開発など、革新的な技術が次々と登場しています。

こうした中、日本企業の存在感は無いに等しいです。

加えて、経営指標を比べてみても企業としての力の差は歴然です。たとえば、米国株の平均ROE(自己資本利益率)が15%なのに対して日本株のそれは10%、長期の予想利益成長率は米国株が15%に対して日本株は7%にすぎません。

そのため、日本株はこれからも(長期的に見れば)米国株に勝てる見込みはなく、個人投資家が日本株に長期投資する理由は見当たらないのです。

とはいえ、これはあくまで長期的なパッシブ運用を前提とした場合の話です。仮に個別株へ投資するなら、日本株にしろ米国株にしろ市場平均を上回ることが期待できるので、その場合は手数料や税金、情報の量などを加味すると日本株の方が有利です。

ただし、投資の世界ではアクティブ運用は長期的に見た場合、パッシブ運用に負けることで知られているので、手数料や税金、情報の量で米国株より有利だからと言って、日本の個別銘柄に投資して日米のパッシブ運用に負けてしまえば、それこそ本末転倒です。

従って、多くの個人投資家にとってアクティブ運用よりパッシブ運用の方が賢明であり、パッシブ運用なら日本株より米国株の方が有利なので、日本株なんかに投資せず米国株に投資すればいいんです。

グッドラック。

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