バフェット太郎です。

経験の浅い未熟でクソダサい投資家ほど、株式投資のリターンはせいぜい5~7%程度しかないことから、株式投資はお金持ちほど有利なゲームだと誤解して、仮想通貨やFXなどの投機に走ったりするものです。

たしかに過去200年間のS&P500種指数の実質トータルリターン(配当再投資を含めたインフレ調整済み利回り)は年平均約7%だったことや、多くの投資家がインデックスファンドなどのパッシブ運用に勝てないことを考えれば、投資元本が数百万円程度の個人投資家ではお金持ちになることはできません。

たとえば、300万円を元手にS&P500インデックスファンドに40年間配当再投資し続けた場合、約4500万円程度にしかならないので、確かに魅力的ではありません。

また、間違った時期に全資産をつぎ込んでしまえば長い間マイナスのリターンに苦しむことになるので、配当再投資を続けることが出来ず、結果的に株式投資そのものから離れてしまいかねません。

たとえば、ドットコムバブルに沸いた2000年に米国株投資を始めた場合、わずか二年で投資元本は半値になり、金融危機直前の一年間だけプラス圏に浮上するも、その後リーマンショックで再び半値となり、2012年になってようやくプラス圏に浮上しました。

【S&P500種指数トータルリターン:2000ー2012末】
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S&P500種指数が金融危機から4倍以上値上がりし、市場最高値を更新している2018年現在までの未来を知っている我々は「長期で配当再投資をすれば報われる」と当たり前のように断言できますが、未来を知らない過去の投資家たちが、明るい未来を信じて根気強く配当を再投資し続けられることは、皆さんが想像しているよりもずっと難しいことです。

事実、米国株ブログ村の住人たちも、過去1~2年とごく短い期間の中で自身の投資スタイルをコロコロと変えています。彼らが投資スタイルを変えた理由は、より良い投資対象を求めたからに他ならないわけですが、これは00年代前半の投資家らの間でも見られたことです。

当時、「BRICs(ブラジル、ロシア、インド、中国)」をはじめとした新興国株がブームになっていたことで、「経済成長率の低い米国株に長期投資するよりも、経済成長率の高い新興国株に長期投資した方が賢明だ」と考えられていたわけです。

具体的に言えば、03年から08年にかけて、新興国株式の代表的なETFである「iシェアーズ・エマージング・マーケットETF(EEM)」は約5倍に値上がりした一方、S&P500種指数の同期間のリターンは約2倍に留まったことで、多くの個人投資家たちは新興国株ばかりに投資するようになりました。

しかし、08年の金融危機以降、新興国株式がボコボコに売られていることを考えると、米国株に配当再投資し続けた方が賢明だったことがわかります。

★★★

このように、間違った時期(たとえば2000年)に全資産をつぎ込むと、10年以上マイナスリターンに苦しむだけでなく、新興国株に投資すれば良かったなどと後悔し続ける日々を送ることになります。

こうしたことを踏まえて、あなたが2000年時点に1億円の手元資金を保有していて、「株式投資はお金持ちのためのものであり、S&P500ETFへの配当再投資が最適解」と考えて手元資金の1億円をすべてつぎ込むことを想像してみてください。

二年後に1億円は5000万円に半減し、その後数年間、投資家らが新興国株ブームに沸く中で、泣きながら米国株に配当再投資し続け、ようやくドットコムバブル崩壊の傷が癒えたと思ったら今度は100年に一度の金融危機で資産が半値になり、当初の1億円は10年もの間マイナスリターンに落ち込む未来が想像できましたか?

あなたはそれでも株式投資はお金持ちに有利なゲームだと言えますか?

強気相場しか知らない未熟な投資家ほど、1億円を運用すれば利回り7%で700万円もの不労所得が手に入ると皮算用するものですが、実際は二年でー5000万円になる弱気相場があり、プラス圏に浮上するまで10年近い歳月が必要であるという現実を前に、それでもお金持ちは有利だと言えますか?

株式投資は資本主義社会において、お金持ちになるためには有利なゲームではあるけれど、お金持ちに有利で貧乏人には不利なゲームではありません。

手元資金が少なくても、コツコツと積立投資することができれば、最悪のタイミングで全資産をつぎ込むなんていうことを回避することができますし、弱気相場でより多くの株を買い増すことで資産を最大化することができます。

たとえば、手元資金が0円でも、毎月5万円の積立投資をすることができるのなら、40年後には合計投資金額が2400万円、最終資産は1億2400万円が期待できます。

このように、貧乏でもお金持ちになることはできますし、1億円あるからといって賢明な投資をすることができなければ、資本主義の恩恵を享受することはできません。

お金がないからといって、貧乏人は必ずしも仮想通貨やFXに投機する必要はなく、わざわざ危ない橋を渡る必要はないのです。

グッドラック。

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