バフェット太郎です。

電機自動車大手のテスラ(TSLA)の株価が時間外取引でー12.62%安の268.72ドルと暴落しています。SEC(証券取引委員会)がテスラのイーロン・マスクCEOを提訴したことが原因です。

【テスラ(TSLA):週足】
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株価は200日移動平均線の262ドルを試そうとしています。

そもそものきっかけは8月7日にマスク氏が「テスラを420ドルで非公開化することを検討している。資金は確保した」とツイートしたことでした。このツイートを好感して株価は前日比11%高の379.57ドルと大きく上昇、株価が下落することに賭けていた空売り筋たちが莫大な損失を抱えました。

しかし、このツイートが真っ赤なウソで、価格などの条件を確認していないどころか、資金の出し手とされるサウジアラビアの政府系ファンドとも協議していなかったことがわかると株価は暴落しました。また、420という数字は大麻を表す隠語だったそうです。

提訴を巡っては、通常、SECは提訴するまで少なくとも1年間を要することが多いのですが、今回はわずか二カ月にも満たないうちに提訴に踏み切ったことから、事態の深刻さが伺えます。

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SECの訴状によればテスラに対して莫大な損害賠償請求はないものの、マスク氏の退陣を求めていることから、株価はさらに値下がりする公算が大きいです。

そもそもテスラ株は事業そのものに対する魅力だけでなく、マスク氏がCEOであることにプレミアムがついていました。しかし、今回の件を巡ってマスク氏が退陣すればプレミアムが剥げ落ち、株価は「真の価値」を露呈することになります。

加えて、テスラは手元現金が22億ドルしかないにも関わらず、来年3月までに12億ドルにも上る債務の償還期限を迎えています。これは本業で黒字の見通しが立っていないことを加味すれば危機的な状況にあることを意味します。
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危機を打開するための手立てとしては、増資による資金調達が考えられますが、SECに提訴されている企業の社債を誰も引き受けてはくれないことから、増資による資金調達は難しいです。

結果、本当にサウジアラビアの政府系ファンドに出資してもらうしか道がなく、経営権もサウジに移ってしまうのかもしれません。

グッドラック。

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