バフェット太郎です。

コングロマリット大手のゼネラル・エレクトリック(GE)はジョン・フラナリーCEOを解任し、米医療機器メーカーのダナハー(DHR)でCEOを務めたラリー・カルプ氏を会長兼CEOに就任させることを決定しました。

GEはこれまで次世代を担うCEOを社内教育で育成するなど、社内の人材のみ起用してきましたが、今回初めて社外出身者を起用することで急進的な経営改革が期待されます。

また、GEは業績目標の未達に加えて、15年に買収した仏アルストムの電力資産買収に伴う電力部門ののれん費用約230億ドルを減損処理することを発表しました。これはこれまでの古い体質にメスが入ることを意味します。

このニュースを受けて株価は前日比+7.09%高と急騰したものの、今後重大な問題が明らかになりかねないとの懸念から翌日は一時マイナス圏で推移する場面があるなど、一部の投資家らは冷めた目で見ています。

これはラリー・カルプ氏がCEOに就任したことで、さらに悪いニュースが出てくるといった懸念が高まっているだけではなくて、そもそもフリーキャッシュフローの見通しが従来予想より下回りそうであることに加えて、長期介護保険事業でもトラブルを抱えたままだからです。

【ゼネラル・エレクトリック(GE):週足】
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これまでを振り返ると、GEの株価は17年の30ドル以降一貫して下落が続いており、17年11月には配当の半減を決定し、18年6月にはダウからも除外されました。さらに同月、GEの営業利益の二割を稼いでいた収益柱のヘルスケア部門をスピンオフすることを決定したことで一時急騰する場面があったものの、その後ズルズルと値を下げています。

また、カルプ氏はフラナリーCEOのヘルスケア部門のスピンオフや油田サービス会社のベーカー・ヒューズの株式62.5%を売却する方針に関しては継承すると見られていて、ヘルスケア部門のスピンオフで配当はさらに減配(あるいは無配)になるとの見方もあります。

従って、配当利回り4%につられて投資すれば、その後「GE、無配を発表」とのニュースで落胆することだってあり得るので投資家は注意する必要があります。

【ゼネラル・エレクトリック(GE):日足】
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GEの株価は昨日、一時50日移動平均線を上回る場面があったものの、その後値を下げて、現在も50日移動平均線より下で推移するなど、投資家らが強気の見方をしていないことがわかります。

GEホルダーがカルプ新CEOに期待したい気持ちもわかりますが、まだ悪材料が出かねず、楽観的な見通しになれるまではまだ時間がかかりそうです。

グッドラック。

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