バフェット太郎です。

次の暴落の引き金は債券バブルの崩壊かもしれない。

現在、米10年債利回りは米国経済成長の加速を背景に、2011年以来7年ぶりとなる3.23%の高水準をつけており、その一方で株が売られています。

なぜ、債券利回りが上昇すると株式が売られるのか?について説明しておくと、これは債券と株式が競争関係にあるからです。たとえば、米10年債利回りが5%の場合、投資家らは安全資産である債券に投資するだけで5%のリターンがほぼ確実に見込めるので、わざわざリスク資産である株式で運用しなくても良くなるからです。

また、金利上昇は消費活動を抑制させるだけでなく、世界経済全体に混乱を生じさせる原因となったりもするので、景気後退や株価暴落の前兆である場合が多いです。事実、08年の金融危機、00年のドットコムバブル崩壊直前に金利は急騰しており、94年は南米累積債務問題やアジア通貨危機、ロシア危機にまで発展しました。

【米10年債利回り1968ー2018】
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歴史を振り返ると、米10年債利回りは1982年にピークをつけて以降、一貫して下落(価格は上昇)していることがわかります。これは債券が買われ続けてきたことを意味します。

しかし、チャートを眺めると12年から16年にかけてダブルボトムを形成し、上昇に転じていることがわかります。通常、ダブルボトム形成後の上昇幅はネックラインを起点として、ネックラインとダブルボトム幅と同じ幅であることから、ターゲットは5~6%程度になることが予想されます。

さて、今回金利が急騰すれば世界経済は再び混乱しかねません。たとえば、金融危機以降FRB(米連邦準備制度理事会)は異次元の量的緩和を続けてきた結果、新興国の政府や企業は大量にドル建てで借入し、景気のテコ入れに使用しました。

しかし、景気回復が道半ばであるにも関わらず金利は上昇、ドル高加速に弾みがついたことで新興国の政府や企業は借入返済不能でデフォルト(債務不履行)のリスクが高まっているのです。

また、投資家が今後特に気をつけなくてはならないことは、金利が上昇すれば世界中の投資家がより高い利回りを求めてリスクの高い投機に走りやすくなるということです。これは顧客からお金を預かり、運用する側の立場に立てばわかりますが、彼らは投資成績だけで優劣がつくので、最大リスクが最大リターンの源泉となるなら、強気相場で彼らがやるべきことはリスクを最大限取ること以外ないからです。

通常、弱気相場や低金利下ではそのようなことは起きません。なぜなら、債券利回りが1~2%であれば3~4%程度とわずかな利回りを稼ぐだけで称賛されるので、わざわざ投機に走る必要がなく賢明な投資家でいられるからです。

いずれ訪れるバブル崩壊の足音が聞こえても、音楽が止むまで踊り続けなければならないのが機関投資家です。一方で個人投資家は自らの判断でその場をあとにすることができることを考えれば、あなたがやるべきことはポートフォリオのリスクを低減することです。

グッドラック。

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