バフェット太郎です。

米国株式市場は米10年債利回りが3.23%と2011年以来およそ7年ぶりとなる高水準に達していることから株安に傾きやすいです。とはいえ、債券利回りの高騰が株安を意味するなら、歴史を振り返っても同じような傾向が見られたのでしょうか。

【米10年債利回り:1871ー2018】
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過去およそ150年間の債券市場の歴史を振り返ると、米10年債利回りは40~80年にも及ぶ巨大なサイクルを形成しており、ひとたび債券利回りの上昇相場が始まると、その後20~40年間に渡って上昇し続けることがわかります。

そのため過去150年間で債券利回りが上昇した相場は「1901ー1920末」と「1941ー1980末」の二回しかありません。

ちなみに、下落相場は上昇相場と同様の期間になりやすい傾向にあるため、「1901ー1920末」と20年間続いた後の下落相場は、上昇相場と同じく20年間続きました。また、「1941ー1980末」と40年間続いた後の下落相場も、上昇相場とほぼ同じ期間の36年間続きました。

さて、2017年から始まる上昇相場が一体何年続くかはわかりませんが、過去の経験則に従えばそれは5~7年程度で終わるわけではなく、20~40年と長期にわたって続く公算が大きいです。

そこで過去を振り返って、債券利回りが上昇すると株式市場はどう動いたのかについて検証したいと思います。

【1901ー1920末】
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ダウ平均は1901年から1920年末にかけての20年間ボックス相場を形成しており、高値120ドル~安値40ドルのレンジで推移していました。このチャートを見る限りでは米10年債利回りの上昇が株価の足枷となっているようにも見えます。

【1941ー1980末】
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また、債券利回りが上昇した1941年から1980年末にかけての40年間、ダウ平均は「1941ー1965末」までの25年間でおよそ10倍に値上がりした一方、後半の「1966ー1980末」までの15年間は株価がほぼ横ばいで推移しました。

このように、過去を振り返ると債券利回りの上昇が必ずしも株安を意味するわけではないものの、株高を意味するものでもないため、相場を占う材料にはなり得ません。

ちなみに、債券利回りが下落した「1921ー1940末」と「1981ー2016末」でもダウ平均は必ずしも上昇したわけではありませんでした。

【1921ー1940末】
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世界恐慌が起きた時代、債券利回りは下落して株式に追い風が吹いているはずだったものの、この間の株価は結果的にほぼ横ばいでした。

【1981ー2016末】
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1981年以降、債券利回りの暴落(価格は暴騰)が始まったわけですが、1981年から2000年にかけてダウ平均は19年で10倍以上に値上がりしたものの、その後の16年間ではわずか二倍にも満たない上昇率でした。

このように、債券利回りの下落相場を振り返っても、やはり株価の行方を占う判断材料にはならないことがわかりました。

従って、今後米10年債利回りが20~40年もの間長期で上昇を続けたとしても、それが株を手離す理由にはならず、個人投資家は一握りの優良企業の株を買い、長期で保有することが賢明だと言えます。

グッドラック。

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