バフェット太郎です。

IMF(国際通貨基金)が貿易摩擦や金融環境の引き締まりによる悪影響を理由に、2018年と19年の世界経済成長率見通しを従来の3.9%から3.7%に下方修正しました。

【世界の経済成長率見通し】
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米国の経済成長率見通しは、大型減税など政府支出の増加などを背景に経済成長が続くとし、18年の成長率予測は2.9%と据え置かれたものの、米中貿易摩擦による悪影響を受けるとして19年の成長率予測は2.7%から2.5%に下方修正されました。

日本は個人消費の増加や設備投資の拡大などを背景に、18年の成長率予測は従来の1.0%から1.1%に+0.1%ポイント上方修正されました。19年の成長率予測については据え置かれました。

新興国については18年、19年ともに成長率見通しが下方修正されました。原油価格の上昇を背景に、産油国であるロシアの19年成長率予測は1.5%から1.8%に+0.3%ポイント上方修正されたものの、原油輸入国であるインドの19年成長率予測は7.5%から7.4%にー0.1%ポイント下方修正されました。

また、金融環境の引き締まりによる悪影響を受けて、中南米の18年成長率見通しは1.6%から1.2%に、19年のそれは2.6%から2.2%に、それぞれー0.4%ポイントと大幅に下方修正されました。

加えて米中貿易摩擦による悪影響を理由に、中国の19年経済成長率見通しも6.4%から6.2%にー0.2%ポイント下方修正されました。ちなみに9日にトランプ大統領は「中国が対米報復関税措置を実施すれば、2670億ドル相当の中国製品に対して追加関税を発動する」と改めて牽制していることから、貿易摩擦の落としどころは見えていません。

このように世界中でリスクが高まっていることから、世界全体の経済成長率見通しは18年19年ともに3.9%から3.7%に、それぞれー0.2%ポイント下方修正されました。

とはいえ、これはまだ楽観的なシナリオで、仮に貿易戦争がさらに激化するようなら下方修正幅はー0.4%ポイントに、そして企業投資が減って市場が混乱すれば最大でー0.8%ポイント下振れすると試算されています。

つまり、世界全体の経済成長率見通しは最悪3.1%と、好不況の境目とされる3%ギリギリの水準まで落ち込む可能性があるということです。

さて、FRB(連邦準備制度理事会)は米国の景気拡大を背景に年内あと一回、19年三回、20年一回の利上げを想定していることから、投資家らはこれを少しずつ織り込もうとしています。しかし、もしも世界全体の経済成長率が失速してFRBの利上げ見通しに下方修正が入るとすれば、株式、債券、為替などあらゆる市場で混乱が起きかねないことから、投資家らは世界経済の動向にも注視する必要があります。

グッドラック。

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