バフェット太郎です。

米国経済の歴史を振り返ると、米長短金利差(米10年債利回りー米2年債利回り)がマイナス圏に沈み、その後プラス圏に浮上すると一年以内にリセッション(景気後退)入りする傾向があります。

現在、米10年債利回りが3.15%、米2年債利回りが2.85%と、長短金利差が0.30%ポイントあることからリセッションまで時間が幾分残されていることがわかります。しかし、これから米10年債利回りが急落(価格は上昇)する一方、米2年債利回りが上昇(価格は下落)すれば、長短金利差はマイナス圏に沈みかねないので投資家らは注視する必要があります。

【米長短金利差:1988ー2018】
2
そもそもFRB(米連邦準備制度理事会)が政策金利を段階的に引き上げる中、どうして米10年債利回りが低下する一方、米2年債利回りが上昇するのかと言うと、米10年債利回りは投資家の将来見通しを映し出す一方、米2年債利回りは政策金利に連動しやすいためです。

そのため、FRBが段階的な利上げを進める中、米2年債利回りは政策金利に連動するように上昇する一方、金融引き締めによる景気の先行き不安が高まることで米10年債利回りが下落(価格は上昇)するわけです。

そこで、米2年債利回りの見通し、すなわちFRBの利上げ見通しについてですが、先週、長期金利の上昇と米中貿易摩擦への懸念を背景に株式市場が暴落したことや、米コアCPI(消費者物価指数)が予想を下回ったことで、「利上げペースが鈍化するのでは?」との声が聞かれました。

つまり、投資家らは長短金利差の縮小ピッチは鈍化するのでは?と考えたわけです。

【米コアCPI(消費者物価指数:対前月比)】
1
(9月の米コアCPIは予想+0.2%に対して、結果+0.1%と予想を二カ月連続で下回りました。)

しかし、米コアCPIは予想を小幅下振れただけなので、FRBの利上げ継続し姿勢に変化を与えるほどではありません。また、米中貿易摩擦も中国こそ大きな打撃を被るものの米国はそれほど大きな影響を受けないことから、今後も段階的な利上げが進む公算が大きく、投資家らが予想しているような利上げペースの鈍化は見られないと思います。

従って、米長短金利差の縮小は止まらず、近い将来マイナス圏に沈む公算が大きいことから、およそ10年続いた強気相場も残すところあと2年程度といったところです。

グッドラック。

にほんブログ村 株ブログ 米国株へ
大変励みになります。今日も応援のポチお願いします