バフェット太郎です。

米国株の強気相場が終わりを迎えつつあります。

24日のNYダウ株式市場は前日比ー608.01ドル(ー2.41%)安の2万4583.42ドル、S&P500種指数は同ー84.59ポイント(ー3.09%)安の2658.10ポイント、ナスダック総合指数に至ってはー329.14ポイント(ー4.43%)安の7108.40ポイントと急落しました。

これまで市場の牽引役となってきた主要ハイテク株は、フェイスブック(FB)ー5.41%安、アマゾン・ドットコム(AMZN)ー5.91%安、アップル(AAPL)ー3.43%安、マイクロソフト(MSFT)ー5.35%安、ネットフリックス(NFLX)ー9.40%安、アルファベット(GOOGL)ー5.18%安と軒並み暴落しています。

急落した主な要因は、テキサス・インストゥルメンツ(TXN)が中国経済の鈍化や関税を巡る問題を理由に、第4四半期決算と19年以降の見通しを引き下げたためです。

この日第3四半期決算を発表した半導体大手のテキサス・インストゥルメンツは、EPSが予想1.53ドルに対して、結果1.58ドルと予想を上回り、売上高は予想43億ドルに対して、結果42億6000万ドルと予想をやや下回りました。

しかし、第4四半期のEPSと売上高見通しは、予想EPS1.38ドルに対して、新ガイダンス1.14~1.34ドル、予想売上高40億ドルに対して、新ガイダンス36~39億ドルとそれぞれ予想を下回りました。

ラファエル・リサルディCFOによれば、「過去二年間の好調な需要の反動か、あるいは米中貿易摩擦による需要の鈍化かわからないものの、大半の市場で需要が落ち込んでいる」との見解を示しました。

なぜ、テキサス・インストゥルメンツが見通しを引き下げただけで市場はパニックになったかと言えば、それは同社の顧客リストが業界で最大であるため、テキサス・インストゥルメンツが見通しを引き下げたということは、米国全体で需要が低迷していると受け止められたからです。

これを受けて半導体株は軒並み暴落しました。テキサス・インストゥルメンツは前日比ー8.22%安、半導体関連株25銘柄で構成されているヴァンエック・ベクトル半導体ETF(SMH)は同ー6.71%安に沈みました。

また、世界有数のGPUメーカーのアドバンスト・マイクロ・デバイシズ(AMD)は同ー9.17%安と急落し、さらに引け後に発表した決算を嫌気して時間外取引でー22.38%安と暴落しています。

【ナスダック総合指数:週足】
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ハイテク株を中心に構成されているナスダック総合指数はおよそ2年半ぶりの50日移動平均線を下回ったことで強気相場が終わりを迎えつつあります。

2017年、低ボラティリティ(変動率)の中、ハイテク・グロース株が相場の牽引役となったことで、多くの個人投資家が「短期的なリスクを無視した上でハイテク・グロース株を長期で保有すればお金持ちになれる」と錯覚しました。

たしかにハイテク・グロース株を長期で保有すれば、特定の期間で市場平均を大幅に上回り、資産を増大させることができるかもしれませんが、永遠に続く強気相場などないことを考えれば、それは市場平均を大幅に下回る期間があるかもしれないということを受け入れなければならないことを意味します。

そのため、特定の投資戦略を継続するには強い信念が必要であると言えます。

かくいうバフェット太郎も「連続増配高配当株10社に投資して、配当を再投資し続ける」という投資戦略を採用していますが、これは「高配当株が弱含みする時期は市場平均を下回ることを受け入れた」ことに他ならず、いかなる局面でも強い信念を持って配当を再投資し続けなければならないのです。

とはいえ、市場平均を大幅に下回ったり、含み損を抱える期間が長期化してしまえば、強い信念も砕け、特定の投資戦略を継続することは困難になります。

事実、18年以降にハイテク・グロース株に集中投資して含み損を抱えてしまっている個人投資家の中には、さっそく自身の投資判断を後悔し、信念が崩れ落ちそうになっている人も少なくないと思います。

ちなみにバフェット太郎の場合、配当がほとんど期待できないハイテク・グロース株とは違って、安定した高配当が期待できる優良株ばかりに集中投資しているので、高配当利回りが慰めとなり、信念が崩れ落ちるようなことはないです。

どんな投資理念や投資戦略も継続できなければ意味がありませんし、自身のリスク許容度は自分が思っているほど大きくはないものです。そのため、個人投資家はリスクの低いディフェンシブ中心の運用を心掛けることが賢明です。

グッドラック。

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